「それだけ?」娘の子ども時代のことを聞かれた母の回答は…【やさしさに焦がれる Vol.20】
■これまでのあらすじ
母に結婚を報告するため帰省した凛は、海外赴任の話を切り出した途端、強く反対されてしまう。かつて祖母の病で留学を諦めた凛にとって、それは“自分の人生を取り戻す”ための決意でもあった。一方、離婚の経験をもつ母は娘の結婚に不安を抱き、相手を確かめようとする。警戒を崩さない母に、彼は経歴や資産をデータで提示する。彼の家族は結婚をどう思っているのか尋ねると、一緒に食事をするほどの仲で、結婚を喜んでいるとのこと。その答えに、同棲すら報告を受けなかった母は言葉を失うのだった。
■娘の子ども時代を尋ねられると…

「それだけ?」娘の子ども時代のことを聞かれた母の回答は…【やさしさに焦がれる Vol.20】

■学生時代の娘を思い出せない…


空気が少し張りつめたことを察した彼は、すぐに話題を変えました。
「凛さんはどんなお子さんだったんですか?」そう尋ねられた母は、少し考えてから「賢い子ではあったけど…」とだけ答えます。
学生時代には生徒会長を務め、英語のスピーチコンテストで受賞したこともある凛。
けれど、母の口からそんな話が出ることはありませんでした。そんな母に、凛は何を思ったのでしょうか――。
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