元・浪費家、手放したら「貯まる家計になった」思い込み3つ。完璧な母親像や夜のひとり時間に執着しない
夫のリストラで月収が10万円下がったことを機に家計を見直し、3年間で資産がプラス1000万円に。現在は夫の手取り「月36万円」を中心に、2人の子どもと4人で暮らしながら年間200万円貯めているという、元浪費家のつっつさん(39歳)。ここでは、貯まる家計にする上で手放してよかった「暮らしの思い込み」3つについて語ります。

「こうあるべき」を手放したら、家計も整うように
【写真】シンデレラフィットより「余白のある収納」が快適に
1:SNS映えするすてきな暮らし

SNSで流れてくる「丁寧な暮らし」や「映えるインテリア」に憧れ、必死に追いかけていた以前の私。真っ白な収納グッズを買いそろえ、隙間なくシンデレラフィット(ぴったりと収納すること)させることが快感でした。
でも、ふと立ち止まって気づいたのは、それが自分の「好き」ではなく「人からどう見られるか」という他人軸の基準だったということ。「すてきな暮らしをしていると思われたい」という見栄のためのお金は、いくら使っても心が満たされることはありません。
むしろ、完璧な収納を維持するために、家族に「散らかさないで!」とイライラをぶつけてしまうことも…。
そこで、思いきってSNSの情報とは距離を置き、自分が本当に心地よいと感じるものだけに囲まれる暮らしへシフトしました。すると、あんなにこだわっていたシンデレラフィットは、中身が見えやすく出し入れしやすい「余白のある収納」に変わりました。
かつてはバズりアイテムが並んでいた棚も、今は子どもたちが一生懸命つくった作品が誇らしげに並んでいます。基準を自分と家族に戻したことで、トレンドを追うためのムダな買い物をしなくなり、家計にも心にも余裕が生まれました。
2:家事は手間をかけ、1人で完璧にこなす

専業主婦だった頃は「せめて家事くらいは完璧に」という強い思い込みがありました。掃除機を毎日欠かさずかけて、ごはんは必ず手づくり。夫や子どもから不満の声が出ていたわけでもないのに、私自身で勝手に「手抜きは悪」という呪縛に囚われていたのです。
しかし、「こんなにがんばっているから…」という反動で、自分へのご褒美として衝動買いをしてしまうこともしばしば。そんな矛盾に気がつき、自分だけで全部背負うのをやめて、以下のように家事の負担を減らしました。
・毎日の掃除はロボット掃除機に頼る
・苦手な料理は週2でミールキットを活用
・朝晩の食器洗いは夫、洗濯物をたたむのは子どもたちに任せる
便利アイテムの活用や、家族がワンチームとなって暮らしをまわしていくようにしたことで、家事ストレスも減りました。家計を健やかに保つために必要だったのは、完璧な家事ではなく「自分の心のゆとり」だったのだと実感しています。
3:「夜のひとり時間」の死守

以前の私は「子どもを寝かしつけたあとが唯一の自由時間」と考えていて、お酒を飲みながら夜更かしするのが毎日の息抜きでした。
ところが、翌朝フラフラで子どもに起こされたり、子どもと一緒に寝落ちしてしまったときはものすごく後悔したり、本当の意味でリフレッシュになっているのかは疑問でした。この「夜のひとり時間」への執着こそが自分を乱す原因だと気づき、息抜きの方法を変えてみることに。
夜は子どもと一緒の21時に就寝。翌朝は家族が起きる1時間前に起床して、静かな「朝のひとり時間」を楽しむようにしたのです。自分と向き合う時間が無理なく確保できるようになり、この「朝のひとり時間」に簡単な家計簿をつけるのがルーティンに。
「こうあるべき」という勝手な思い込みを手放したことで、心にも家計にも余裕が生まれました。これからも“他人軸の完璧”に囚われるのではなく、自分と家族にとって心地よい暮らしを目指していきたいです。