60代・シニア3人暮らし「老後に向けて」押入れを整理。体力のあるうちに手放してよかったもの6選

老後に向けた片付けのアイデアを紹介します。夫・義母とシニア世代3人暮らしで、整理収納アドバイザーの原田さよさん(現在60代)のケースです。ここでは、原田さんが手放してよかったと感じる「押入れに収納していたもの」6つや、片付けで迷ったときに「自分に問いかけていた判断基準」などについて語ります。

押入れの整理は気力・体力のあるうちに, 1:客用布団と布団袋, 2:文字が小さくて読まなくなっていた本, 3:紙袋・ショップ袋, 4:余った壁紙・襖紙, 5:予備のシーツや敷パッド、枕カバー, 6:思い出のもの, 迷ったときに役立った「2つの質問」

50代のうちに進めてよかった「押入れの捨て活」

【実際の写真】押入れに大量にあったもの

押入れの整理は気力・体力のあるうちに

私がものでいっぱいだった押し入れの整理を早めに進めてきた理由は2つあります。

1つ目は「体への負担の問題」。押し入れの整理は、しゃがむ・立つ・中腰になる・奥まで手を伸ばす・重いものを出し入れするなど、体全体を使うことが多いです。とくにひざや腰に負担がかかりやすいため、年齢が上がると辛くなってくるし、危ないかもしれません。

2つ目は「気力や判断力の問題」です。長年しまいこんであったもののなかには、思い出が色濃く残っているものもあるため、いざ整理しようと思っても判断が難しくなりがち。若いうちのほうが「必要かどうか」で割りきりやすいです。

そんな私が、押入れの整理で「手放してよかった」と実感しているものを紹介していきたいと思います。

1:客用布団と布団袋

押入れの整理は気力・体力のあるうちに, 1:客用布団と布団袋, 2:文字が小さくて読まなくなっていた本, 3:紙袋・ショップ袋, 4:余った壁紙・襖紙, 5:予備のシーツや敷パッド、枕カバー, 6:思い出のもの, 迷ったときに役立った「2つの質問」

子どもが小さかった頃は、母などに子育ての応援で泊まりに来てもらうこともあったため、、客用布団は欠かせませんでした。でも、そんな機会もすっかりなくなり、結婚するときに用意した布団は重たく、古くなる一方でした。

カビくさくなってはいけないとたまに出して干すのですが、それが面倒になってきたのがきっかけで、思いきって手放しました。娘たち家族が泊まるときの布団は、孫が生まれるのに合わせ、今どきの軽いものを買いそろえてきました。

また、布団袋も、引っ越しのときに業者さんからもらったものを20年近くもち続けていましたが、使わずじまいだったため処分しました。ちなみに現在は、寝具の収納に、使い勝手のいいイケアのスクッブを利用しています。

2:文字が小さくて読まなくなっていた本

押入れの整理は気力・体力のあるうちに, 1:客用布団と布団袋, 2:文字が小さくて読まなくなっていた本, 3:紙袋・ショップ袋, 4:余った壁紙・襖紙, 5:予備のシーツや敷パッド、枕カバー, 6:思い出のもの, 迷ったときに役立った「2つの質問」

昔よく読んでいた文庫本などは文字が小さすぎて読めないし、カビくさいものもあったのですが、捨てがたかったため、段ボール箱につめ込んで押し入れにしまっていました。

でも、重たいものを持って階段を降りるのが怖くなってきた自覚が出てきたときに、処分しました。買い取ってもらったものもありますが、ごく一部です。

3:紙袋・ショップ袋

家のあちこちに、まとめた紙袋がありました。押し入れの中にもぎっしりつまっていて、見直してみると同じサイズのものが何枚も。「きれいだから」「なにかに使えるかも」と取っておいたのですが、実際に使うのはほんの一部とわかってきたので、必要な分だけ残しあとは手放しました。

ただ、そのまま捨てず、以下のような方法で自分を納得させながら減らすようにしました。

・ゴミ箱代わりにして、たまったらそのまま捨てる

・汚れていないものは冷蔵庫で野菜などの収納に使い、傷んだら捨てる

・持ち手を切りとったものを引き出し収納の仕切りにする

4:余った壁紙・襖紙

はり換えるときに余った壁紙や襖紙も、押し入れの隅にいつまでも置いていました。「いつか使いみちがあるかも」と思って、なかなか捨てられなかったのです。

でも、十数年経っても出番がなかったため、処分しました。

5:予備のシーツや敷パッド、枕カバー

予備の寝具類は、洗い替えに便利と思って買いたしたり、返礼品としてもらったりするうち、いつの間にか押し入れの一角を占領していました。でも、実際に使っているのは少しだけなので、必要な分だけ残して処分。

なお、未開封のものはリサイクルショップへ持っていき、買い取ってもらいました。

6:思い出のもの

押入れの整理は気力・体力のあるうちに, 1:客用布団と布団袋, 2:文字が小さくて読まなくなっていた本, 3:紙袋・ショップ袋, 4:余った壁紙・襖紙, 5:予備のシーツや敷パッド、枕カバー, 6:思い出のもの, 迷ったときに役立った「2つの質問」

賞状や記念品、子どもの写真や思い出の品は、手放すのに少し勇気がいりますよね。でも、見返すことがあっても一部ではないでしょうか。とくに会社の創立記念品や退職時にいただいたものがそうで、「まったく見ていない」と気づいたため処分しました。写真や子どものものに関しては、時間をかけて残すものを選びました。

今は、どんな思い出であっても心のなかに残っているなら十分ですし、そのうち忘れてしまってもいいと自然に思えるようになっています。これは50歳で家じゅうの片付けを始めた頃にはなかった感覚です。

迷ったときに役立った「2つの質問」

「それは“ないと困るもの”か?」「それは“あれば今の私の役に立つ”か?」

この2つは、私が片付けで迷ったときにいつも思い出すようにしていた自分への質問であり、年齢を重ねるにつれ大切なってきた判断基準です。

今のうちに「使いやすい押し入れ」にして、身軽な暮らしを目指しましょう。