どうしても捨てられない人へ「片付けがどんどん進む」魔法の言葉4つ。手放すこともポジティブ変換
片付けたいのに、なかなか手が進まない。そんなときに、片付けのハードルを下げるアイデアを紹介します。教えてくれるのは、これまで400軒以上の片付けをサポートしてきた整理収納アドバイザー・Fujinaoさん(40代)。実際の現場で使っている「片付けが進む魔法の言葉」4つについて語ります。

片付けると部屋が広くなる
【写真】「手放す」をポジティブ変換
1:「捨てる」ではなく「卒業する」

「捨てる」というワードは「冷たい」「粗末に扱う」「もったいない」「失う」というようなイメージにつながり、ものを手放すハードルが上がってしまいます。ただ、だからといってすべてのものを手放さずに生きていくことは私たちにはできません。
スペースも、管理する時間も有限です。大切なのは、今の暮らし・今の自分に合わせていくことですよね。
ですから「ものを捨てる」ではなく「卒業する」「今の自分に合わせてアップデートする」と言い換えてみませんか? これだけでも心のなかのハードルが下がり、ものを手放しやすくなります。
2:「人は、思ったよりも自分のことを見ていない」

片付けを妨げる原因のひとつは、人の目を気にする気持ち。たとえば「洋服の数が減っていつも同じ服を着ていると思われたらどうしよう」と考えてしまうと、片付けの手が止まってしまいます。
でも、昨日ランチした友人の服装を思い出せますか? 意外と覚えていないことに気がつくでしょう。
人は思った以上に他人のもちものや行動を気にしていません。そう気づくと、人からどう見られるか、ではなく「自分が心地よく暮らすための片づけ」に集中できるようになります。
3:「これを友人に貸せる?」

どうしても捨てられない人へ「片付けがどんどん進む」魔法の言葉4つ。手放すこともポジティブ変換
「友人に貸せるほどきれいな状態か?」捨てるか迷うときには、この質問をしてみてください。たとえば、ヨレヨレのハンカチや古びたバッグ。まだ使えるものだけれど人に貸すにはちょっと…と思うなら、自分にとってももう十分役目を終えたサイン。
人に貸せるか、を基準にして「友人にも貸せないようなものは、自分ももう卒業していい」と考えると、完全に壊れているわけではなくても「手放していい」という気持ちになれます。
これは、「もの軸」ではなく「自分軸」で判断するという片付けの基本の考え方です。
4:「これがなくなったら、どんな困りごとが起きる?」

「いつか使うかも」で残しているものは、実際にはほとんど出番がありません。
たとえば、使わない予備のマグカップや何年も眠っている調理家電、文房具。それがなくなったら本当に困るか? どんな事態になるか? と考えてみると、案外大きな問題ではないことに気がつけるはず。
ずっと使っていないもの。あなたの暮らしはもう十分それなしで回っていますので、手放しても大丈夫です。
片付けは「心の整理」でもあります。自分を追いつめるのではなく、言葉で優しく背中を押すことで、自然と行動が変わります。片付けの手が止まってしまったとき、この「魔法の言葉」がまた動き出すヒントになれば幸いです。