料理家・栗原はるみ「好きな器を見せる飾り棚」にあるお気に入りの器5つ

75歳でレシピやライフスタイルを紹介する雑誌『栗原はるみ』を創刊。

号を重ねながら、雑誌の企画で挑戦したギターが新しい趣味になったり、猫を飼いはじめたり……。料理はもちろん、自分らしくひとりでも楽しく暮らすためのヒントを発信し続けている料理家の栗原はるみさん。

そんな栗原さんが、誌面だけではどうしても伝えきれない料理のコツ、そして何より料理を作ることの楽しさ、丁寧な暮らしのエッセンスをお届けするオンライン料理教室をスタートさせました。

好きな器1 横浜で購入した、スティーブ・ハリソンのボウル, 好きな器2 夫からのプレゼントは絵柄の強い鉢, 好きな器3 韓国でひと目惚れした チャン・ジンさんのボウル, 好きな器4 料理をおいしくしてくれる林亜希子さんのボウル, 好きな器5 出合った瞬間に運命を感じた美しい片口

料理家・栗原はるみ「好きな器を見せる飾り棚」にあるお気に入りの器5つ

11月のメニューは、ごぼうハンバーグ甘辛だれに、しょうがごはん。展開料理もあります。雑誌の公式アカウントでは、会員の皆さんの料理投稿もご紹介しています!

今回は、栗原さんがシューズクロークだった空間を改装して作った「好きな器を見せる飾り棚」をご紹介します。

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この棚はよく入れ替えています。

料理ならどういう味が自分らしい味かと考えるのと同じように、自分が今どういう器が好きで、どう表現できるのかということを日々確認しています。

どう置くと素敵か、見せ方を練習するスペース

シューズクロークだった空間を改装して、食器棚にしたのが15年近く前。

赤い棚には小さい宝物を並べていますが、この棚には今、お気に入りの中鉢をメインに置いています。 

並べ替えをするたびに、コンセプトといったら大袈裟ですが、簡単なテーマを設けています。

例えば、白の器で統一してみたり、どう配置すると人が心地いいと思うのかを考えたり、そうすることでバランス感覚を磨ける気がします。

あと、何を置くと自分がワクワクするか、というのもひと目でわかります。

今回は、好きな器を気ままに置いてみました。

下から2段目にはヘレンドを。ノルウェーのかわいいお店でヘレンドのティーセットに初めて出合い、のめり込む私に、玲児さんが後日ポットなど一式をプレゼントしてくれたんです。

ロイヤルコペンハーゲンの器もたくさんもらいました。

玲児さんと私の好みは違って、彼はちょっと派手でファンシーなものが好き。料理を盛るにはちょっと......と思っていましたが、アクセントとして使うと食卓に色気が出るんですよね。 

器は日々勉強。組み合わせは無限にある。だから楽しいんです。

 

好きな器1 横浜で購入した、スティーブ・ハリソンのボウル

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イギリスの陶芸家、スティーブ・ハリソンのボウルは、玲児さんと横浜でデートしているときに「バーニーズ ニューヨーク」で買いました。

高台がついていてバランスが美しい。 

 

好きな器2 夫からのプレゼントは絵柄の強い鉢

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デザインに主張がそれほどなく、素朴でわりと地味な器を好む私とは対照的に、玲児さんが選ぶものはとにかく個性的でおしゃれ。

数えきれないほどの器を買ってきてくれました。オブジェやアートみたいなモダンな器からアンティークまであり、特別な記念日でもない普通の日に、いきなりプレゼントしてくれるんです。

カラフルで面白い形のものが多く、正直、料理を盛るには難しいと思っていましたが、シンプルな白磁が並ぶ食卓にひとつこういう絵柄の強い鉢が入ると、アクセントになってすごく楽しくなるんです。

 

好きな器3 韓国でひと目惚れした チャン・ジンさんのボウル

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これも玲児さんとの思い出の器です。

今から12年ほど前、雑誌の取材で韓国の陶芸家、チャン・ジンさんを取材すると伝えたら、彼も東京でのチャンさんの個展を見て気になっていたらしく、ぜひ直接話を聞きたいとのこと。

編集部に相談したら、夫婦で取材に行かせてもらえることになったんです。

チャンさんのアトリエにもお邪魔し、お皿やマグカップ、花器などがずらりと並ぶ中でひと目惚れしたのがこのボウル。

この不思議な深緑の色に一 瞬で惹きつけられました。

いつ見ても本当にきれいだな、とうっとりします。

 

好きな器4 料理をおいしくしてくれる林亜希子さんのボウル

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岐阜県美濃加茂市を拠点に、一点ずつ手作業で作られているガラス作家、林亜希子さん。

 彼女の作品が本当に大好きです。

数ある中でも、このサラダボウルは形に気品があって、 ガラスでしか表現できない瑞々しい透明感にいつも見惚れてしまいます。

水菜などのシン プルなサラダを盛るだけで、本当においしそうに見えるので、普段の食卓だけでなく撮影でも大活躍しています。

乳白色だけでなく、緑とグレーも持っているんですが、どれもひと言で表現できないぐらい繊細な色。これからもずっと使い続けたい大事な器です。

 

好きな器5 出合った瞬間に運命を感じた美しい片口

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有名な作家の作品だから、高価だから、古くて貴重な骨董品だから、という物差しで器を選ぶことはしません。

形や釉薬の色、手触りやサイズ、置いたときの佇まいなど、いろいろなところを見つつ、最終的には好きか嫌いかという直感を信じます。

好きなものを見つけて運命を感じたらすぐに買うようにしていて、子どもたちにもそんな出合いを大切にするように伝えています。

この片口に出合ったときも即決でした。焼き方が本当にきれいで表情が力強い。

この質感、なかなかないです。