《愛子さま・24歳の誕生日》ラオス訪問での鮮やかな“ファッション3変化”を分析〈アイスブルーのセットアップ&羽のブローチに込められた思い〉

 愛子さまが12月1日、24歳の誕生日を迎えられました。公務への取り組みを着実に進められる中、のぞまれた初めての外国公式訪問。訪れたのは東南アジアの内陸国、ラオスでした。

 ご滞在中の様子は連日報じられましたが、特に注目を集めたのは、一日の中で何通りもの装いを披露された“愛子さまのファッション”です。

 そこで、ひときわ「愛子さまらしさ」が感じられた装いをご紹介します。

水色のセットアップは“定番スタイル”

公務に精力的に臨まれている愛子さま(宮内庁提供)

① 軽やかに国境を越えて──白鳥の羽を思わせるブローチ

 11月17日、ラオスに向けて出発された際の装いは、淡い水色のセットアップ。これまでも公務の場で同系色をお召しになることが多く、まさに“愛子さまの定番スタイル”と言えるでしょう。

 一見いつも通りの清楚な装いに見えますが、胸元のブローチには特別な思いが込められていたように感じます。

 白鳥の羽をモチーフに、パールがあしらわれたこのブローチは、昨年10月に初めての単独地方公務(佐賀県訪問)で身に着けられていたものでした。

胸元でさりげなく華を添える白鳥の羽のブローチ ©時事

 今回のラオスご訪問では公式行事に臨まれる予定だったことから、ワクワクとしたお気持ちとともに、初めての外国での公務に緊張もあったことでしょう。

 しかし、愛子さまの心には公式訪問のプレッシャーに負けず、白鳥の羽のように軽やかに国境を越え、友好を深めていきたい――。そんな前向きな意志が、ブローチにそっと託されていたようにも感じられます。

華やかな振袖の着物が定番だったが……

② お会いする人への心遣い──表敬訪問ではラオスの民族衣装

 ラオスご到着の翌日、首都ビエンチャンの国家主席府で、愛子さまはトンルン国家主席を表敬訪問されました。日本とラオスの外交関係樹立70周年を記念する公式行事です。

 以前、佳子さまがブラジル、ギリシャ、ペルーを訪問された際、また結婚前の小室眞子さんがパラグアイやペルーを訪問された際も、大統領への表敬では日本の伝統衣装である着物をお召しになっていました。

 近年の例を見る限り、内親王の表敬訪問では華やかな振袖の着物をお召しになるのが定番となっていたのです。

 しかし、この日、愛子さまはラオスの民族衣装で訪問されました。

やわらかなクリーム色に小豆色がマッチ、異国情緒溢れる装い ©時事

 巻きスカートの「シン」と肩掛け「パービアン」は小豆色で、美しさや楽しさを意味する花柄が織り込まれていました。「スア」と呼ばれるブラウスは、やわらかなクリーム色。

 後に、これらの衣装は国家主席夫人から贈られたものであることが分かりました。贈り物への感謝を示し、喜んでいただきたい――。愛子さまの優しいお心遣いが表れた選択だったのでしょう。

 実際、表敬訪問の際、トンルン国家主席の表情は印象的でした。愛子さまを前に、思わず顔がほころぶような、終始嬉しそうなご様子でした。80歳の国家主席にとって、愛子さまは“可愛い孫のような存在”に映ったのかもしれません。

 ルアンパバーンご訪問時にも、パーニー国家副主席から贈られた、別の民族衣装をお召しになりました。紫色のシンとパービアンには、悪いものから守るとされる蛇神ナーガの模様。ピンク色のスアが柔らかさを添えています。

 敬虔な仏教国ラオスでは、寺院を訪れる際に民族衣装を纏う習慣があります。シェントーン寺院へのご参拝に合わせ、ラオスの文化に敬意を払われた自然な選択だったのでしょう。

「愛子さまらしさ」が発揮された装い

③ 訪問国への敬意──晩餐会では国花“チャンパー”を思わせる着物

 今回の訪問では、ラオス政府が国家元首に準ずる接遇を行い、晩餐会が催されました。

 その席に臨まれた愛子さまは、日本の伝統衣装である着物姿に。薄い黄色地に、菊・橘・梅など四季の花が描かれた振袖でした。

薄い黄色地に、菊・橘・梅など四季の花が咲き誇る ©時事

「ラオスのチャンパーや日本の桜のように、美しい花を咲かせていくことができればと思います」

 と、愛子さまは、晩餐会でのスピーチで、そう話されました。

 チャンパーとはラオスの国花である、黄色いプルメリアのことです。その色合いに寄せた着物を選ばれたのは、訪問国への敬意を示すためだったのでしょう。

 ファッションを通じて相手国への敬意や親しみを示すのは、まさに皇室の伝統であり、愛子さまも確かに受け継がれていると感じます。

 ラオスご訪問中のファッションには、お会いする人への感謝や敬意を読み取ることができ、「愛子さまらしさ」が表れていたように思います。