NEXCOが高速道路PAからゴミ箱撤去した本当の理由 担当者は「フライパンの不法投棄もあった」と語る

年末年始は高速道路が最も混み合う時期。この記事を、パーキングエリアやサービスエリアで読んでいる人も多いのではないだろうか。

今回は多くのドライバーに衝撃を与えた、NEXCO中日本の運営変更に関する発表を紹介したい。

 

画像をもっと見る

■一部PAからゴミ箱が消えた

11月7日、「NEXCO中日本 名古屋支社」のX公式アカウントが「お知らせ」と題したポストを投稿。

その内容は「東海地区の一部のパーキングエリア(トイレのみのPA)から、ごみ箱を撤去しました。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします」というものである。

ポストには「撤去前」と「撤去後(現在)」の様子が比較できる写真が添えられており、現在のPAからはお馴染みのゴミ箱が完全に撤去されていたのだった。

関連記事:高速道路を走る怪しいトラック、あり得ないナンバーにゾッとした 「違反では?」と疑問の声続出

■「料金とっておいてサービス低下」と不満の声

撤去の理由について、同アカウントは「持ち込みごみや、不審物等の投棄が多発しており、安全・環境・防犯等の観点から撤去しています」と、説明している。

当該のポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「PAからゴミ箱無くなるのは困る」「トイレに放置されるゴミが増えそう」「それなら高速道路で、ゴミが出るような商品を売らないでほしい」「高い料金とっておいて、サービスを低下させるな」といった疑問の声が寄せられていた。

■一部PAからゴミ箱が消えた, ■「料金とっておいてサービス低下」と不満の声, ■不法投棄されたゴミに驚き…, ■不法投棄が続けば「最悪の未来」に繋がる恐れも?, ■執筆者プロフィール

PAに不法投棄されたゴミ

画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

一方で、「ルールを守らない人のせいで、ルールを守る人が不便になる」「持ち込みゴミの種類を知って、納得した」など、同情の声も散見されている。

そこで今回は、ゴミ箱撤去に至った経緯をめぐり、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)名古屋支社に詳しい話を聞いてみることに。

関連記事:意味が分かると怖すぎる案内標識、その正体にゾッとした 高速道路「絶望の75km」の現在は…

■不法投棄されたゴミに驚き…

■一部PAからゴミ箱が消えた, ■「料金とっておいてサービス低下」と不満の声, ■不法投棄されたゴミに驚き…, ■不法投棄が続けば「最悪の未来」に繋がる恐れも?, ■執筆者プロフィール

PAに不法投棄されたゴミ

画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

該当PAからのゴミ箱の撤去は、10月14日に行われた施策。

■一部PAからゴミ箱が消えた, ■「料金とっておいてサービス低下」と不満の声, ■不法投棄されたゴミに驚き…, ■不法投棄が続けば「最悪の未来」に繋がる恐れも?, ■執筆者プロフィール

PAに不法投棄されたゴミ

画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

その経緯について、名古屋支社の担当者は「持ち込みゴミなどの投棄が続いており、呼びかけをしていたところですが、改善に至らなかったことから今回、トイレと自販機のみの一部PAから撤去させて頂くことといたしました」と、説明する。

■一部PAからゴミ箱が消えた, ■「料金とっておいてサービス低下」と不満の声, ■不法投棄されたゴミに驚き…, ■不法投棄が続けば「最悪の未来」に繋がる恐れも?, ■執筆者プロフィール

PAに不法投棄されたゴミ

画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

Xのポストでも「持ち込みゴミ」とボカされてはいたが、具体的には、食材や金網、さらにはフライパンなどが確認できたという。屋外でのレジャー帰りに、現地で発生したゴミをPAで処分するドライバーも少なくないのだろう。

関連記事:首都高を走るとんでもない車、「違法では?」と物議醸すも… 管理者は「走行可能」認める

■不法投棄が続けば「最悪の未来」に繋がる恐れも?

ゴミ箱撤去の施策について、名古屋支社の担当者は「不法に投棄されたゴミへの対応等に苦慮してきたことから、安全・環境・防犯等観点を踏まえて撤去させて頂くことになりました。今回ゴミ箱を撤去したPAは、フードコート等の売店がない、トイレのみ設置されている一部のPAですご利用のお客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします」と、呼びかけている。

今回は一部PAから撤去されただけだが、ゴミの不法投棄がエスカレートすれば、全国のPAからゴミ箱が消える可能性もある。世のドライバーは、マナーある施設利用を心がけてほしい。

関連記事:国土交通省「スタッドレスタイヤ付けて!」 ひと目で分かる矛盾が「ガチすぎる」と話題に…

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所に太いパイプを持つ。

関連記事:国土交通省「スタッドレスタイヤ付けて!」 ひと目で分かる矛盾が「ガチすぎる」と話題に…