食べ終わるまでおいしいパスタをつくるには「太さ」が重要なワケ【図解 料理の話/鳥羽周作】

食べ終わるまでおいしいパスタをつくるには”太さ”が重要なワケ【図解 料理の話/鳥羽周作】
家庭でパスタをゆでるなら1.7mm以上が断然おすすめ
太さが“食べ終わるまでのおいしさ”を決める
お店で出てくるコース料理のパスタは一皿30〜50g程度で、数口で食べ終わります。一方、家庭では100〜150gをゆでるのが一般的で、食べ切るまでに時間がかかります。
加えて、家庭では盛り付けてから食卓に出すまでの時間も無視できません。ソースを絡め、皿に盛り、全員が席につくまでの短い間にも麺は水分を吸っていきます。どんどんおいしさが失われていってしまうのです。
そこで、注目すべきなのが麺の太さ。パスタは細いほど伸びやすく、1.4mm程度だと食べ終わる頃には食感が損なわれてしまいます。そのため、家庭向きの基準として適切なのは1.7mm以上です。ゆで時間は8分ほどで済み、時間が経っても食感が残ります。実際に1.4mmと食べ比べてみると、最後までおいしさが続くかどうかの違いに気づくはずです。1.7mm以上であれば余裕を持って食べられ、家族が揃ってからでも安心して提供できます。
プロの厨房では、専用の設備や段取りでパスタを安定的においしく仕上げられますが、家庭の環境は異なります。だからこそ、麺の太さでリスクを抑えるのがもっとも実用的な工夫です。食べ終わるまでのおいしさが続くことを念頭に、少し太めのパスタを選ぶことが最適解と言えるでしょう。
家庭のパスタは量と時間がカギ
家庭のパスタは量が多く食べ切るまで時間がかかる

盛り付けてから、食卓に出すまでにも時間がかかる

家庭のパスタは量が多く、食べ切るまでに時間がかかる。さらに、盛り付けてから食卓に出すまでの時間もかかるため、その間に伸びてしまう可能性が大きい。
太さで差が出るおいしさの持続
1.4mmのパスタ
ゆで時間は短いものの、細い分、伸びるのが早い。

1.7mmのパスタ
ゆで時間は8分ほどと適度で、伸びるまでにも余裕がある。

パスタの太さは、食べ終わるまでのおいしさに差をもたらす。家庭でつくる場合、1.7mm以上ならゆで時間も現実的で、最後まで食感を楽しめる。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』著:鳥羽周作
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著:鳥羽周作

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