【小宮山雄飛 蕎麦呑みの名店】とりあえず升酒から。蕎麦も料理もウマい人気の老舗「本むら庵」

食楽web

⚫︎蕎麦が好きでお酒が好きな小宮山雄飛さんが、美味しいお蕎麦屋さん、そして蕎麦屋呑みの魅力を伝える連載Vol.12。今回は大正13年創業の老舗そば屋『本むら庵』(荻窪)を訪問しました。

荻窪の『本むら庵』は、2024年に100周年を迎えた名実ともに老舗の名店。

機械打ちが全盛だった1971年に手打ち専門へと店を大改装して以来、店舗の石臼で挽いたそば粉を使った

・挽きたて

・打ちたて

・茹でたて

の「三たて」の美味しさにこだわっている。

職人さんの蕎麦打ちの様子も店内から見ることができる

ちなみに僕は以前ニューヨークにあった『Honmura An(本むら庵)』にも行ったことがあるけど、坂本龍一さんやオノヨーコさんなどアーティストにも愛される、本格蕎麦の名店でした。

とりあえずの、黒松剣菱の升酒を。美味しい蕎麦前も充実

「黒松剣菱 杉樽」一合升(冷酒)1,300円(税込、以下同)

庭を眺めながらいただける窓際の席で

本むら庵に来たら「とりあえずビール」ではなく、「とりあえず黒松剣菱の升酒」。

蕎麦前の料理を楽しむその前に、まずは添えられた塩を舐めて、お酒をちびりといく。

檜の清々しい香りと共に、すっきり辛口の黒松剣菱がす〜っと身体に入って、ただ飲んでるだけなのに、思わず背筋をピンと張りたくなります。

「玉子厚焼」850円

蕎麦前の定番「玉子厚焼」は、甘すぎず濃すぎずの、上品な味でめちゃくちゃ美味しい。

持ち帰りもできるので、家にお土産で持って帰れば、自分だけ昼から飲んでいるのも怒られないかもしれません(笑)

アテにぴったりな季節のメニュー「鴨だし煮大根」

手前:「鴨だし煮大根」1,000円。鴨肉の出汁が芯までしみた一品。奥:「鳥だんご」1,000円

そして、季節のメニューの中でおすすめなのが「鴨だし煮大根」。

鴨汁の出汁が大根の芯までしっかり染み込んでいて、噛むとジュワーっと口の中に鴨の旨みが広がります。

鴨肉がないのに、鴨の美味しさを存分に味わえる最高の一品です。

鳥だんごは、なん骨入りの鳥のつくねに衣をつけて揚げたもの。和辛子をちょこっとつけて食べると、これまた日本酒に合う。

広々とした店内に、ガラス張りの扉の先には美しい和風庭園が広がり、しばし日常を忘れてゆっくりとお酒を楽しめます。

庭園にはお稲荷様が祭られた現明稲荷神社も

締めは「生湯葉おろしそば」

「生湯葉おろしそば」2,000円。つゆをかけ薬味をまぜあわせていただく

[食楽web]

締めの蕎麦には「生湯葉おろしそば」を。

細めの蕎麦は、これぞ「三たて」という感じで、みずみずしく蕎麦の香りも豊か。

ピンと一本芯が通ったような口当たりで、喉越しも素敵。

そんなしっかりした蕎麦に、とろりとした生湯葉がからんで、最高のハーモニーです。

ひとときの優雅な時間を過ごしに、連日多くのお客さんが訪れる、都内屈指の老舗人気店です。

(撮影◎橋本真美)

●SHOP INFO

本むら庵 荻窪本店

住:東京都杉並区上荻 2-7-11

TEL:03-3390-0325

営:11:00〜21:30(L.O.21:00)

休:火曜(祝日の場合は営業し、翌平日に振り替え)、第1・第3水曜日

※年始休業(1/1〜1/3休)、夏季休業あり

※詳細はHPをご覧ください。

https://honmura-an.co.jp/

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