バイヤーに聞いた、今年の注目チョコレートは?「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART1

スイーツ好きにとっての新年の幕開けとも言うべき、1月15日(木)から2月15日(日)まで3つの会期に分けて開催される「サロン・デュ・ショコラ」(以下、サロショ)。本場パリでは昨年30周年を迎えた年に1度のチョコレートの祭典は、日本でもファンを増やし続け、会場はちょっとしたお祭り騒ぎに! 世界的に注目を集めるシェフの初出展や、人気パティシエたちのここでしか食べられないイートインメニュー、出展ブランドのシグネチャーショコラを集めた夢の競演「セレクションボックス」など、2026年も話題に事欠かない。毎年長蛇の列ができたり入場規制がかかったりするブランドも多数あるサロショを攻略すべく、発表会で仕入れた情報とともに、PART1、PART2、PART3に分けてマストバイなメニューを紹介する。

バイヤーに聞いた、今年の注目チョコレートは? 「~パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ 2026」PART1

焼き菓子に冷たいスイーツ、パン…ショコラを使った“ビーン トゥ ガトー”

サロショの東京会場となるのは、伊勢丹新宿店の本館6階 催物場。

1月15日(木)~1月20日(火)に開催されるPART1の見どころは、チョコレートを知り尽くしたパティシエ達が挑む、“ビーン トゥ ガトー”。カカオを使った焼き菓子や冷たいスイーツ、チョコレートがトロける熱々のパンまで、職人魂とアイデアを掛け合わせたメニューが目白押し。

「キャトルエピスチョコレート」の「静岡県産 和栗のマロンパイ」¥1,925(税込み)

“ビーン トゥ ガトー”の中でも、カカオの香りや味わいをさまざまな角度で味わえるのが、焼き菓子。フランス最高峰のチョコレート審査機関「C.C.C.」において、2023年は最⾼位の「⾦賞」と「外国⼈部⾨・洗練賞」、さらに2024年、2025年にも「⾦賞」を受賞した「キャトルエピスチョコレート」では、アマゾンカカオで香り付けした静岡県産の栗の渋皮煮を丸ごと使用した「静岡県産 和栗のマロンパイ」を提供。アマゾンカカオのアイスと一緒に召し上がれ。

「レガル・ド・チヒロ」の「ソフティエ・フレ・サントメ・エクアトゥール」¥1,199(税込み)

焼き菓子以外にも、“ビーン トゥ ガトー”で注目したいのが、缶クッキーで人気に火がつき、全国にファンをもつ「レガル・ド・チヒロ」(マリ・クレール デジタルでも以前にご紹介済み)の冷たいスイーツ。自社管理のカカオ農園をもつアフリカのサントメ島のカカオを主役に、サロショ初となる実演で「ソフティエ・フレ・サントメ・エクアトゥール」を披露する。

「タイスケ エンドウ」の「クロックムッシュショコラコンテ」¥2,001(税込み)

“ビーン トゥ ガトー”のテーマには、ショコラ×パンの世界線も。

「ピエール・エルメ イクスピアリ サロンドテ」のスーシェフや「パティスリー カメリア 銀座」のオープニングシェフなど華やかな経歴をもつ「タイスケ エンドウ」のクロックムッシュは、トロッととろけるビジュアルが魅力的。ショコラが香るブリオッシュ生地に、ベシャメルソースやハム、コンテチーズをサンドして焼き上げた、斬新ながらもクセになる味わい。

「ボナ」と「セントル ザ・ベーカリー」がコラボした「フレイズ イヴォワール」¥1,944(税込み)

また、1884年創業の⽼舗のショコラトリー「ボナ」は、食パン専門店「セントル ザ・ベーカリー」とコラボ。カカオ65%のビターチョコにいちご、練乳ソースを合わせた、間違いのない組み合わせ。

ライヴデセールカウンターのテーマは、“カカオ×トロピカルフルーツ”

PART1の期間中、実演形式でチョコレートスイーツを出来立てで提供するライヴデセールカウンターの今年のテーマは、「カカオ×トロピカルフルーツ」。

「昆布屋孫兵衛」×「ミネコ カトウ」コラボレーションデセール(1人前:2皿とドリンク2杯付き)¥8,250(税込み)※1月15日(木)〜17日(土)までの販売

会期前半は、「オーボンヴュータン」や「ピエール・エルメ サロン・ド・テ」、フランスの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」など名だたる洋菓⼦店で修業を重ねたのち、創業240年を超える和菓子店「昆布屋孫兵衛」の17代⽬に就任した昆布智成氏が、「FARO」シェフパティシエで今季サロショ初登場となる「ミネコ カトウ」の加藤峰子氏とコラボしたデセールにご注目。

2皿と2杯でのコース仕立てとなるデセールは、「昆布屋孫兵衛」からは「カカオハンターズ」のホワイトチョコ、カカオパルプ、ココナッツ、バナナを使って酸味や香りを楽しむアシェットデセール、「ミネコ カトウ」からはライムとローズのクリームやカカオを使ったゼリーなどに「プレスキル ショコラトリー」のチョコレート「ベニ・ワイルド」を使ったアイスを添えたひと皿。

〉昆布智成シェフ、〈〉加藤峰子シェフ

会期後半は、1月18日(日)〜20日(火)までの限定で、ショコラトリー・デザートバーで人気の「ロンポワン」と、ワインバー・デセールの人気店「エンメ」がコラボ。両者合作の小さなアヴァンデセールからスタートする。田中丸博文氏率いる「ロンポワン」は、「カカオハンターズ」のチョコレートにパイナップルやティムールペッパー、クプアスを使ったヴァシュランを、延命寺美也氏が創る「エンメ」のデセールは、「Minimal」のチョコレートを使ったビスキュイの中にチョコソースを閉じ込めたビスキュイクーランを提供。ペアリングは、レストラン出身の2人が織りなすノンアルコールドリンクとあって、フーディー必見だ。

全国から、気鋭の新ブランドが集結!

PART1では、サロショバイヤーたちの推しである、新ブランドにも注目。

「カラティール」。会場では、プラリネのアソートボックスや、テリーヌ ド ショコラも展開

まず、2025年に千葉県柏市にオープンした「カラティール」は、「オーボンヴュータン」や「パトリック・ロジェ」など名店を経て独⽴した熊⾕治久⽒のブランド。

「カラティール」熊谷治久氏

Bean to barを追求し、他店へ向けたクーベルチュールの卸業も視野に入れた新たな挑戦者として注目が集まっている。サロショの発表会でも好評だった「蕎麦(そば)すだち」のチョコなど日本を感じるプラリネはぜひお試しを。

「ロディックチョコレート」。会場では、Bean to Barのタブレットはもちろん、ボンボンショコラや、オレンジが香る大人のケークも展開

2025年10⽉に東京・千⽯駅近くにオープンした「ロディックチョコレート」は、「パトリック・ロジェ」で10年、さらにBean to Barの世界で10年以上技術を磨いてきた⼭内⼤輔⽒が⼿がけるブランド。

「ロディックチョコレート」山内大輔氏

アイテムごとにカカオを選び、焙煎(ばいせん)やリファインまで計算したオール・クチュール・チョコレートは、新しいショコラ体験をかなえてくれる。

ほかにも、PART1では、「マイク&ベッキー」、「メナカオ」など気鋭の新ブランドからスペシャリテとなるショコラが多数展開されるので、お見逃しなく。

text: Aki Fujii

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