栗原はるみ『ごちそうさまが、ききたくて。』想い出の器に今、あらためて盛る料理

75歳でレシピやライフスタイルを紹介する雑誌『栗原はるみ』を創刊。

号を重ねながら、雑誌の企画で挑戦したギターが新しい趣味になったり、猫を飼いはじめたり……。料理はもちろん、自分らしくひとりでも楽しく暮らすためのヒントを発信し続けている料理家の栗原はるみさん。

そんな栗原さんが、誌面だけではどうしても伝えきれない料理のコツ、そして何より料理を作ることの楽しさ、丁寧な暮らしのエッセンスをお届けするオンライン料理教室をスタートさせました。

栗原はるみ『ごちそうさまが、ききたくて。』想い出の器に今、あらためて盛る料理

1月のメニューは、レンジ赤飯に、 ゆり根の茶碗蒸し。展開料理もあります。雑誌の公式アカウントでは、会員の皆さんの料理投稿もご紹介しています!

今回は、累計発行部数132万部、今なお売れ続ける栗原さんのレシピ本『ごちそうさまが、ききたくて。』で使用した器と、その器に合わせたレシピをご紹介します。

今、あらためて、 『ごちそうさまが、ききたくて。』

『ごちそうさまが、ききたくて。』が、 私の人生を大きく変えてくれました。

撮影で使った器はすべて当時わが家にあったもの。

「自分らしい本にしたい」との思いから、スタイリングも自分で手がけたのです。

今見返してみると、もっとああすればよかった、こうすればよかったと、ちょっと気恥ずかしくなることも。あのころの私は、器のことがまだあまりわかっていなかったのでしょう。

今なら当時のような選び方や合わせ方はきっとしないと思います。

でも、これはこれで人生のいい記念です。

たくさんの方に読んでいただいたおかげで、この本に登場した器も有名になりました。

焼き締めの深い鉢は、クリームコロッケを入れた写真が表紙に。

覚えている方も多いのではないでしょうか ?

想い出の器① 今も大切にしている表紙になったオーバルの大鉢

自由が丘の器屋で買ったものですが、当時はまだオーバルの器はあまり見かけなかったからか、たくさんの問い合わせがありました。

野菜の揚げ浸し

『ごちそうさまが、ききたくて。』の本編でも夏野菜の揚げ浸しを入れました。

あれから何度も作ってたどりついたレシピです。

 材料(作りやすい分量) 

なす…5本

いんげん…200g

かぼちゃ…1/4個(正味400g)

A

|だし汁 …カップ 3

|しょうゆ…大さじ 4

|みりん …大さじ 3

|砂糖…小さじ1

揚げ油…適量

赤唐辛子(小口切り)…適宜

 作り方 

① なすはへたを落として縦半分に切り、皮目に格子状に切り込みを入れて長さを半分に切る。水にさらしてあくを取り、ざるに上げ、さらに水けをよくふく。

② いんげんは筋を取り除き、斜め半分に切る。

③ かぼちゃは種とわたを取り除き、1 cm厚さのくし形切りにする。

④ A のつけ汁を合わせ、平らな容器や器に入れておく。

⑤ 揚げ油を熱し、野菜を順に素揚げして、油をよくきる。熱いうちに4につけ、好みで赤唐辛子をちらし、味をなじませる。

※温かいままでも、冷やして食べてもおいしい。冷蔵庫で2~3日保存可能。

 

想い出の器2 アスパラガスを盛った高台、今は小さなマフィンを

当時、本ではアスパラガスの白あえを盛りつけた高台のある器に、今回は洋菓子をのせて みました。和食器に和食と決めないで自由に。

ミニプレーンマフィン

お菓子作りが初めてという人でも作りやすい、シンプルなマフィン。

おやつはもちろん、朝ごはんにも。ホイップクリームを添えて。

 材料(約 12 個分) 

卵…2個

グラニュー糖…120 g

薄力粉…160g

ベーキングパウダー …小さじ 1 1/2

生クリーム … 大さじ 1

バター(無塩)… 50 g

 準備 

・型に紙の型やカップを敷く。

・オーブンは 180 °Cに予熱する。

 作り方 

① バターは2~3等分に切って小さい耐熱容器に入れ、ふわっとラップをかけ、電子レンジで20~30秒加熱して溶かす。

② ボウルに卵を入れ、グラニュー糖を加えてハンドミキサーでもったりするまで泡立てる。

③ 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて2にふるい入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜる。粉っぽさが少し残っているところに1のバターと生クリームを加え、手早く混ぜる。

④ 生地を型に流し入れ、天パンにのせ、180°C のオーブンで15~18 分焼く。

⑤ 焼き上がったら型から出し、粗熱を取る。

写真(オンライン料理教室分)/安田光優 (講談社写真部)

構成/栗原はるみ編集部