「デートでおごられる女になっちゃダメ」カリスマ結婚アドバイザー植草美幸が語る「一銭も払わなかった女性」の末路

結婚したい。けれど、理想と現実のはざまで揺れ動き、なかなか一歩を踏み出せないーー。そんな男女への歯に衣着せぬアドバイスが、婚活の本質をあぶり出していると支持を集めるカリスマ婚活アドバイザー植草美幸さん。

2026年2月1日放送の「ザ・ノンフィクション」では、18歳の大学生のときに潰瘍性大腸炎となって大学を中退、その後専門学校を経て介護職に勤務、年収300万円台の男性の婚活と、年収億を超える裕福な父のもと、小学校から私立の一貫校に育ち、どうしてもこどもが欲しいという35歳の女性の婚活、ふたつの対照的な婚活がレポートされた。特に前者の男性の「奇跡の出会い」には思わず涙してしまったという声も……。植草さんが「その場しのぎの婚活成功術」を語るのではなく、その人が結婚できない理由をはっきり伝え、現実に向き合いながらパートナーを探すサポートをしている様子がわかった。それゆえにカリスマといわれるのだろう。

その植草さんが嘆くのは、「デートでは男性がご馳走するのが当たり前」と、いまだに主張する女性が絶えないこと。結婚したら「妻には家庭に入ってもらうより、2人で稼ぐ」ことを期待する男性が増え、女性のほうが年収の高いカップル成立も少なくない昨今。古い価値観にとらわれて婚活に苦戦する女性たちに、植草さんが日頃しているアドバイスとは? 植草さんの著書『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』からの抜粋でお届けします。

「デートでおごられる女になっちゃダメ」カリスマ結婚アドバイザー植草美幸が語る「一銭も払わなかった女性」の末路

結婚相談所マリーミー代表。恋愛・婚活アドバイザー。ラジオやWEBメディアも含めて1年に約2000の恋愛・結婚相談の件数を有し、自身が代表を務める相談所では、年間成婚率80%を達成するなど業界異例の結果を出している。「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)、「マツコの知らない世界」(TBS)など多数のテレビにも出演し、歯に衣を着せぬ婚活アドバイスで人気を集める。著書に『ワガママな女におなりなさい「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス 』など。

「デート代は彼持ちが当たり前」は危険です

「だって彼はデートでご馳走してくれないんです」

交際を終了する理由として、割り勘にさせられたことを不満げに訴える女性がたくさんいます。そんな彼女たちも、職場や社会はもちろん、家庭では男女平等・同権が当たり前だと考えている様子。私も、そうあるべきだと思います。ただ、男女平等・同権を支持する一方で、デート代は男がおごるべきだと主張するのはムシがよすぎるというものです。

Photo by iStock

まだ男女の賃金格差があるとはいえ、それでも婚活女子の親世代の頃と比べてみると、女性の賃金は着実に上がってきています。一方で、日本経済の低迷を背景に、 男性の賃金は長らく上がっていません。「デート代は男性が黙って払うべし」というのは、昭和時代の古い価値観といえるでしょう。  

ちなみに日本結婚相談所連盟(IBJ)と日本ブライダル連盟(BIU)では、最初のお見合いのみ男性が支払う、というルールを定めています。ルールを決めないと、支払いでもめるケースがあるからです。ただし仮交際に入ったら、デートの支払いは2人に任せています。年の差、年収の差がある場合は、男性が払うケースが多くなりますが、そうはいっても黙って毎回払ってくれる男性は多くありません。仮交際期間中は、同時に複数のお相手とデートをするので、男性がいつもご馳走していては支払いきれないからです。

デートで1円も払わなかった女性の末路                  

大切なのは、男性の金銭的な負担を減らすことだけではありません。「だって彼、私よりずっと収入があるから」というのも関係ありません。「ここは私に半分払わせて」とか「今日はご馳走になります。ただ、次は私にご馳走させてね」と自然に言えるかどうかが運命の分かれ道なのです。毎回、値段の張るディナーをさり気なく要求しているのに、自分は1円も払いたくない、という態度なら、彼の収入にかかわらずフラれても文句は言えないでしょう。

そんな男心に気づかなかった美容部員のAさんの例をお話ししましょう。彼女は、デート代を一切払わず、プロポーズ寸前までいった強者。相手は警察官でした。ともに30代半ばです。

警察官は安定した職業である一方で、治安を守る重要な仕事なのにもかかわらず高給取りとは言えません。毎回デート代を支払うのは大変だったでしょう。12月に入り、Aさんは私に、「クリスマスイブのデートで、たぶんプロポーズされると思います」と自信満々に告げてきました。

そのときに初めて、これまで彼女がデート代を1円も払っていなかったという新事実を私に告白。それを聞いた私は、「プロポーズなんてとんでもない。クリスマスイブに破談になってもおかしくない」と焦りましたが、ときはすでに遅し。

彼はプレゼントを用意してくれていたのに……/photo by Gettyimages

しかも、彼女は「年末商戦が例年以上の活況で忙しかった」という身勝手な理由で、クリスマスプレゼントも持たずに、手ぶらでデート場所へ赴いたのです(彼はもちろん素敵なプレゼントを用意していました)。この “手ぶらイブ” が決定打となり、私の予感通り、 2人は破談になってしまいました。

植草流・ポチ袋活用法

かといって、お会計時に「私、半分出しますから」とお財布を出しても、「いやいや、いいよ」と見栄を張ってしまうのが男心。そんな男心に配慮しつつ、会計のときにスマートに支払う方法として、私はポチ袋(小さなご祝儀袋)の活用をすすめています。

ポチ袋はデート前に3種類用意。それぞれに3000円、5000円、1万円をあらじめ入れておきます。

その日のデート代を踏まえて、「今日はお酒も飲んでないし、たぶん支払いは8000円までいかないくらいだから、3000円でいいかな」とか、「今夜のお会計は2万円以上になるだ゙ろうから、1万円は出さないと」などと自分なりに予測します。

デート前にあらかじめ何パターンかポチ袋を用意しておく/photo by GettyImages

そして、お会計を済ませた彼に「ご馳走さまでした。ほんの気持ちだけど」と言って、サッとポチ袋を渡すのです。会計時に現金をやり取りするよりこのほうがずっとずっとスマートです。事前にポチ袋を用意していた気遣いに、男性は感激するに違いありません。              

仮に、男性の年収が3000万円で、女性の年収がその10分の1の300万円だとしても、 男性が毎回おごるのが当然、という考えはあらためたほうがいいと思います。婚活ではデート代こそ男女平等・同権でありたいものです。