50代は「クローゼット整理」のいいタイミング。大切なのは、服を減らすより「買わない意識」

「服を減らしても、気づけばまた服を買ってしまう」そんな経験はありませんか? じつは、服を手放すこと自体が、そのまま節約につながるわけではありません。大切なのは「不要なものを買わない意識」だと話すのは、片づけのプロでありファイナンシャルプランナーの下村志保美さんです。その土台をつくるのが、クローゼットの見直し。50代は持ちものを見直すいいタイミングです。服の整理をきっかけに、買い物の習慣も整えていきましょう。

着ていない服は「眠っているお金」と一緒, 今すぐ手放すべき「服の特長」10つ, 服の整理が落ち着いたら、「習慣の見直し」を, 「服の役目」を考えると、自然と家計管理の改善に

見直すべき「服の特長」を紹介します!

【写真】下村さんのクローゼット

着ていない服は「眠っているお金」と一緒

「服は増えていないはずなのに、なぜか服代がかさむ」「クローゼットはパンパンなのに着る服がない」ということが起きている場合、クローゼットの中に「着ていない服」が多く残っていることがほとんどです。

着ていない服は、いわば「すでに支払ったまま眠っているお金」。その存在が、次の買い物判断をにぶらせます。

お金を貯めたいなら、まずはクローゼットにある服をチェックしてみてください。

今すぐ手放すべき「服の特長」10つ

着ていない服は「眠っているお金」と一緒, 今すぐ手放すべき「服の特長」10つ, 服の整理が落ち着いたら、「習慣の見直し」を, 「服の役目」を考えると、自然と家計管理の改善に

クローゼットの服を確認する際に、意識してほしい「服の特長」があります。

以下に当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。

・サイズが合っていないと感じる服

・知り合いに会いたくない服

・高かったからという理由だけで残している服

・3つ以上コーディネートが浮かばない服

・今の生活に合っていない服

・ボタンが取れたまま数か月放置している服

・チクチク、ゴワゴワする服

・ヨレヨレ、毛玉だらけの服

・迷いながら残している服

・やせたら着る服

これらの服は「着心地が悪い」「着たくない」のダブルパンチ。持っているだけで毎日の服選びのジャマになること間違いなしです。

クローゼットの中で発見したら、手放すことを検討してください。

服の整理が落ち着いたら、「習慣の見直し」を

着ていない服は「眠っているお金」と一緒, 今すぐ手放すべき「服の特長」10つ, 服の整理が落ち着いたら、「習慣の見直し」を, 「服の役目」を考えると、自然と家計管理の改善に

クローゼットを整える目的は、ただ服を減らすことではありません。「捨てないこと=お金が貯まる」わけではないからです。

本当に家計に効いてくるのは、不要なものを“買わなくなる”こと。そのための土台づくりこそが、クローゼットの見直しです。

服の整理がひと段落したら、次に紹介する「お金が出ていきやすくなる習慣」を、無意識のうちにやっていないかチェックしてみてください。

・コーディネートを考えず衝動買い

・セールだから「買わなきゃ損!」と買う

・試着しないで買う

・SNSなどの情報をうのみにして買う

・過去の自分基準で選ぶ

・着ていない理由を考えない

・収納がいっぱいでも買う

・服の枚数を把握していない

・部屋着の数が多すぎる

・たくさんあるほうが「おしゃれ」だというマインド

まず向き合いたいのは、「着ていない服」をなぜ着ていないのかという理由です。

似合わない、着心地が悪い、今の生活に合わない…。理由を言葉にしながら手放していくと、次に服を選ぶときの判断基準が、自然と明確になっていきます。

正直、少し痛みを感じることもあるかもしれません。でも、その違和感こそが、同じムダな買い物を繰り返さないためのブレーキになります。

そして、試着のときは必ず2枚以上を着比べてみてください。「これしかない」ではなく、「どちらを選ぶか」という視点で比べることで、本当に今の自分に必要な一着が見えてきます。

もうひとつおすすめなのが、ハンガーの数を決めること。「ハンガーの本数=自分が管理できる服の量」と考えると、服を増やす前に一度立ち止まれるようになります。

「服の役目」を考えると、自然と家計管理の改善に

着ていない服は「眠っているお金」と一緒, 今すぐ手放すべき「服の特長」10つ, 服の整理が落ち着いたら、「習慣の見直し」を, 「服の役目」を考えると、自然と家計管理の改善に

50代は「クローゼット整理」のいいタイミング。大切なのは、服を減らすより「買わない意識」

不要な服は資産ではありません。ただ捨てるのではなく、寄付やリユースを活用して循環させるのもひとつの選択です。

価値の基準は「高かったか」ではなく、「今、使っているか」。そして「これを買ったら、何回着るだろう」と考える習慣が、これからの買い方を変えていきます。

手放すことは、空間を広げるためだけではありません。これからのものの選び方をアップデートすること。それが、クローゼットから始まる家計改善です。