サンダル&ジーパンじゃなければほとんどOK!? 最新のドレスコード事情についてゴルフ場に話を聞いた

コロナ禍と気候変動への対応がドレスコードに影響

 ドレスコードは実際にはどの程度守られているのでしょうか、ゴルフ場関係者に話を聞いてみると、「倶楽部としてはドレスコードをしっかり守ろうとしていますが、完璧ではありません。メンバーさんによっては厳しくいってくる人もいますが、それ以外のメンバーさんは守っていないこともあります。なので、ゴルフ場として実際に注意しているのは、ジーパンやサンダル程度ですね」と、よほどの場合しか注意はしないといいます。

画一的だったドレスコードにも最近は変化が見られる 画像:PIXTA

 会員制ゴルフ場では、メンバーが倶楽部のマナーやルールを決めています。昔はかなり厳格にドレスコードが守られていましたが、時代とともに意識が変わりつつあるのでしょう。

 また、コロナ禍がドレスコードを緩くしたという指摘もあります。

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「ロッカーでの滞在時間を短くするために、コロナ禍では来場時にゴルフウエアを着ていても構わないという運用がなされていました。それを機に、入場時のドレスコードも厳格に要請しなくなりました」(ゴルフ場関係者)。

 また、ここ数年の夏の猛暑もドレスコードに変化をもたらしています。それが「夏季はジャケット着用不要です」といった案内。プロの試合においても夏は短パンでのプレーが認められたりしています。このように、コロナ禍と気候変動の影響によって明らかにゴルフ場のドレスコードには変化が訪れつつあるようです。

プロが着るウエアに合わせてドレスコードも変化

 最近はツアープロも試合で襟なしウエアを着用していたりして、ひと昔前のトーナメントとは様変わりしています。そこでゴルフウエアの企画販売をし、ツアープロにもウエア提供している株式会社グリップインターナショナルに、ドレスコードとの向き合い方について聞いてみました。

「当社ではカジュアルなものも含め、コンセプトの異なる多くのブランドを販売していますが、基本的にドレスコードに沿ったものを企画デザインしています。デザイナーも、決められた制限の中で工夫する楽しみを見出しています」

「ウエアを購入していただくお客様にも、プレーするゴルフ場に合わせたウエアを選ぶ楽しみ方があると思います」

 さらに同社にゴルフウエアのトレンド変化について聞いてみると、「ツアープロは酷暑の中で毎週プレーするので、機能性という部分でウエアに変化が出てきています。以前まではドレスコードの一環としてシャツを裾に入れましょうといわれていましたが、最近では裾出しも推奨されています。そこで裾を出しても入れてもいいようなデザインやメッシュ素材の採用など、気候の変化に対応したウエアを開発しています。デザインの変化に伴って、ある程度ゴルフ場のドレスコードも変化してきている印象です」

画一的だったドレスコードも最近は多種多様になっている

 ドレスコードが緩くなっているコースが増えつつあっても、名門ゴルフ場といわれるコースでは今でも厳格なドレスコードが守られています。中には、昼食時のジャケットが必須というコースもあります。

 ドレスコードは各ゴルフ場のメンバーの総意という側面があるので、それを煩わしく感じるのであれば行かなければいいということになります。一方でセルフプレーでカジュアルにプレーを楽しめるコースもあり、ドレスコードを撤廃しているコースもあります。

「昔はどこも同じようなドレスコードでしたが、今はゴルフ場ごとにドレスコードの緩さが異なっています。ですからホテルや飲食店でも同じですが、その場に相応しい服装で来場するのがいいのではないかと思います」(ゴルフ場関係者)

 郷に入れば郷に従えということわざどおり、ウエアもTPOに合わせるのが大切ということでしょう。初めて訪れるゴルフ場の場合は、事前にホームページを見てドレスコードを確認するのを忘れないようにしてください。

福島睦久