36×34は暗算できる? 筆算せず簡単に答えを求める方法

36×34は暗算できる? 筆算せず簡単に答えを求める方法
算数に苦手意識を持っているというお子さんは多いでしょう。しかし、「なぜ?」と思う気持ちが芽生えると、「算数って面白いな」と思えるようになるかもしれません。
「できる」ことを過度に重視する教育に疑問を感じ、あえて子どもたちを困らせて「?(ハテナ)」を生み出す授業の必要性を訴える、慶應義塾横浜初等部教諭の前田健太先生の著書から、「考えるのが楽しくてとまらない」と感じられる算数をご紹介します。
※本稿は、『絶対解きたくなる! 考えるのが楽しくてとまらない算数』(前田健太/KADOKAWA)から一部抜粋・編集したものです。
暗算で求められる?
学年:小学3年~
びっくり度:★★★★★ じっくり度★★★★☆

解説

●まえけん先生から一言!
この問題、最初はただの筆算ドリルだと思っていた人も多いと思います。でも、何問か計算していくうちに「ん? 毎回ちょっと似ているぞ…」とパターンに気づいたのではないでしょうか。
見つけたきまりは、「十の位が同じで、一の位の和が10になる2ケタ同士のかけ算」のときに、下2ケタが「一の位同士をかけた数」、上2ケタが「(十の位くらい+1)×十の位」になる、というものでした。36×34なら、下2けたは6×4=24、上2ケタは(3+1)×3=12で1224。23×27なら、下2ケタは3×7=21、上2けたは(2+1)×2=6で621…という具合です。
面積図で考えてみると、どうしてそうなるのかも見えてきます。長方形を4つに分けてみると、斜めに向かい合っている部分どうしがちょうど組み合わさって、上2ケタの部分と下2ケタの部分にきれいに分かれるんです。
一度このきまりに気づいてしまえば、条件にあてはまる計算は紙に書かなくても、頭の中だけでスッと答えが出せるようになります。「どんなパターンがひそんでいるかな?」と目で探して、「本当にそうか?」を図でたしかめてみる。この行ったり来たりが、少しずつ算数の「考え方の筋トレ」になっていきます。
おうちの人に同じタイプの問題を出して、どちらが先に答えを言えるか勝負してみるのも楽しそうですね。みんなの速さに驚くんじゃないかな?
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