「手打ち」を防ぐ“左腕”の使い方がポイント! 100ヤード以内を10ヤード刻みで打てる「振り幅」の作り方
ちょっとした工夫で10ヤード刻みが打てる
レベルにもよりますが、100ヤード以下の距離を10ヤード刻みで打ち分けることができると、スコアメイクもかなり楽になります。ラウンド数や練習する機会が多いゴルファーなら、感覚である程度の距離を打ち分けることはできますが、練習機会が少ないゴルファーはできるだけオートマチックに距離を打ち分けた方がいいでしょう。

クラブを短く持って、手打ちにならない「左腕」の使い方をすればコントロールショットは簡単 写真:鈴木祥
仮にピッチングウェッジのフルショットが100ヤード、サンドウェッジのフルショットが70ヤードとします。どちらも指2本ぶんほど短く握り、フルショットと同じスイングをしてみましょう。
クラブを短く持ったぶん、自然とトップの位置が低くなり、遠心力も小さくなるため、飛距離は落ちます。個人差はありますが、10ヤードほど落ちるので、90ヤード、60ヤードを打つことができます。
【写真解説】100ヤード以内を10ヤード刻みで簡単に打ち分ける方法
さらに、左腕が地面と平行になる位置までクラブを上げ、フォローでは右腕が地面と平行になる位置まで振り抜きましょう。ピッチングウェッジでは80ヤード、サンドウェッジでは50ヤードの距離になります。時計でいえば、9時から3時までの振り幅をイメージしてください。

クラブを短く持つだけでも飛距離は10ヤードほど落ちる 写真:鈴木祥
最後に、サンドウェッジで時計の8時から4時までの振り幅に抑えると、40ヤードの距離を打てるようになります。これで40、50、60、70、80、90、100ヤードを打ち分けることができます。これはあくまでも一例なので、実際に試してみて振り幅やクラブを握る長さ、クラブ選択を変えるなどして微調整を行ってください。
左腕とクラブが一直線のままテークバック
クラブを短く持つときは、短く持ったぶんだけボールに対して近く立つようにしましょう。ボールの位置やスタンス幅などは変える必要はありません。

アドレスで左腕とクラブが一直線になるように構えたら、そのままテークバックに入る。バックスイングでは手だけでクラブを上げず、上体を回転させるイメージ 写真:鈴木祥
また、スイング幅を小さくする場合、ありがちなのが手だけでクラブを上げてしまう動きです。しかも、手首のコックを使ってクラブを上げようとします。8時から4時の振り幅のように、たとえ小さな振り幅でも体の回転でクラブを上げましょう。
イメージとしては、アドレスで左腕とクラブが一直線になるように構えたら、その形が崩れないようにテークバックを行います。
さらに、スイング幅を小さくすると、リズムが速くなりやすい傾向にあります。ミスショットの要因にもなるので、常に同じリズムでスイングを行うように心がけましょう。
取材協力:ピーズリンクス(広島県)
【レッスン】河井博大(かわい・ひろお)

河井博大(かわい・ひろお) 写真:鈴木祥
1971年11月13日生まれ。96年のプロテストに合格し、00年に初シードを獲得。11年からジャンボ尾崎に師事すると、その年の日本プロゴルフ選手権でツアー初優勝を飾る。パーオン率では2度1位になるなど、正確なアイアンショットを武器にしていた。22年にシニアツアーに参戦し、翌年のシード権を獲得するも23年8月にツアープロを引退。現在は実家の精肉店と焼肉店で働く。
山西英希
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