ウィリアム皇太子、宗教へのスタンスを明確化 キャサリン皇太子妃との「信仰の温度差」が鮮明に

ウィリアム皇太子、宗教へのスタンスを明確化 キャサリン皇太子妃との”信仰の温度差”が鮮明に

ウィリアム皇太子夫妻は、3月25日(現地時間)、カンタベリー大聖堂で行われる第106代カンタベリー大主教サラ・ムラリ氏の就任式に出席する予定だ。1400年以上の歴史を持つ同職において、女性が大主教に就任するのは史上初めてのことである。式典には、現国王ではなく王位継承者が出席するのが慣例となっており、ウィリアム皇太子夫妻はチャールズ国王の代理としてこの歴史的瞬間に立ち会う。

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この重要な公務を前に、サンデー・タイムズ紙は皇太子自身の信仰に関する異例のスタンスを報じた。王室側近によると、皇太子は近日中に行われる一連の行事において、自身の宗教観に対する周囲の憶測に対し「明確に一線を引く」ことを望んでいるという。これは、将来の英国教会首長としての公的な義務は果たす一方で、個人の私的な信仰については干渉を許さないという決意の表れだ。関係者は同紙に対し、「今週、皇太子がカンタベリー大聖堂に足を踏み入れる際、彼が教会という組織に対してどのような距離感で向き合っているのかを、世間に明確に示す機会になる」と語っている。

側近を通じて明かされたこの声明は、皇太子が将来、英国教会の首長という立場を引き継ぐことへの忠誠心を示す一方で、個人的な信仰については「自分なりのやり方」を貫く意思表示であるとされる。側近は、皇太子が「私は毎週教会に通うわけではないが、自分なりの信仰は持っている。教会の役割も重要だと考えており、支援したいと思っている」という考えを抱いていると明かした。

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こうした皇太子の現実主義的な姿勢に対し、妻キャサリン皇太子妃は闘病生活を経て、より熱心に信仰を求めるようになっているようだ。ロバート・ハードマン氏の著書『Charles III: New King. New Court. The Inside Story.』によると、妃は2024年の癌の診断と治療を経験したことで、精神的な支えとして宗教をより身近に感じるようになった。同著では、妃が困難な時期を乗り越える中で、個人的に祈りを捧げ、信仰に安らぎを見出すようになった過程が記されている。

こうした夫妻の状況を、ミラー紙など複数のメディアは、「信仰に対する温度差」として報じている。伝統的な教会の儀式を重んじるよりも、自分の気持ちに正直でありたいとするウィリアム皇太子と、個人的な苦難を通じて精神的な支えを見出したキャサリン皇太子妃の対比が浮き彫りになった形だ。

25日に行われる式典では、サラ・ムラリ新大主教が皇太子夫妻の前で就任後初となる説教を行う予定である。将来の国王としてイングランド国教会への忠誠を公に示しつつも、個人の信念については現代的かつ独自のスタイルを維持しようとするウィリアム皇太子の姿勢に、改めて注目が集まっている。

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