強力すぎるライバルに押され、余裕なしか。OpenAIが「AI動画SNS」を閉鎖へ

OpenAIのSora公式アカウントが同アプリを閉鎖する予定だとXに投稿 Image: X

サイドプロジェクトとして“整理対象”になったっぽい感じ。

2026年3月25日、OpenAIがAIで生成した動画でつながるSNS「Sora」を閉鎖する予定だと発表しました。Soraは同社が力を入れてローンチしたAIアプリ、そういったプロダクトがクローズされるのは今回が初。

OpenAIが現状に危機感を抱いており、脇道的なプロダクトに割く余力がなくなっているという報道と合致する動きです。

OpenAIは昨年末にGeminiの急進に押されて非常事態が発令していました。昨今はClaudeを擁するAnthropicも競争力を大きく伸ばしており、昨日もスマホからPC作業をAIに行わせるという強力な新機能が登場しています。OpenAI・ChatGPT一強という感覚はどんどん薄れていっています。

OpenAIはコーディングおよび法人向けサービスに注力し、ChatGPTにAIブラウザ Atlasを統合するなどして「スーパーアプリ」を生み出すような方向に向かっていると言われています。

Soraの今を見ておく

「AI動画SNS」って言われても想像つきにくいと思うのですが、登録すると最新の動画生成AIが使いまくれて、自分や友だちを登場させた想像力豊かなAI動画を作って遊ぼうよというのがそのコンセプト。

Soraローンチ直後のタイムライン。肖像権や著作権に問題があるパロディが目立っていた

ところが、実際に作られた動画には俳優やアニメキャラのパロディなど、肖像権・著作権的に問題のある動画があまりにも多かったんです。権利に関連した対応が行われましたが、現在そのタイムラインは勢いを失ったような感じになっています。

現時点でのSoraのタイムライン

アプリのダウンロード数も低迷していたようです。

以前に「Soraの動画生成機能がChatGPTに実装されるかも」という報道があったので、OpenAIのエコシステム内でAI動画を作ること自体は引き続き可能…といった落としどころになるのかもしれません。

Soraクロージングについての詳細は後日発表されるとのことです。

Source: OpenAI, Reuters, MacRumors