京大の合格者数が多い「首都圏中高一貫校」ランキング 1位の自由な校風で知られる名門男子校は?

首都圏に300校以上ある中高一貫校。教育方針や校風、偏差値など、志望校選びの判断基準は多々ありますが、なかでも大学合格実績は重視される要素の一つです。各校がどんな大学に強いのかを知るために、首都圏の中高一貫校をさまざまな切り口の大学合格実績でランキングにしました。本稿では、京都大の合格者数(2025年)ランキングを紹介します。
■京大合格者数の多い学校は?
首都圏の中高一貫校の大学合格実績といえば、どうしても東大の合格者数が注目されがちですが、ほかの難関大学の合格実績に目を向けることで、学校の特徴や強みが見えてくることがあります。
京大は東大と並ぶ最難関国立大ですが、合格者の多くは関西や東海地方の学校の出身で、首都圏から進学する生徒はそれほど多くありません。しかし、首都圏の中高一貫校のなかにも、京大に2ケタ以上の合格者を出している学校があります。
「東大や一橋大、東京科学大などの国立大や、私立の早稲田大や慶應義塾大など、首都圏の受験生にとっては近隣に難関大の選択肢が豊富にあります。それでもあえて京大を選ぶのには、それだけの理由があると考えられます。京大の自由な校風にあこがれるケースもあれば、自宅から遠く離れた大学に入って一人暮らしを経験したいという受験生もいるでしょう。また、東大の『進振り』と呼ばれる、入学後に進学する学部を選択する制度が敬遠されることもあるかもしれません」(大学通信情報調査・編集部の雫純平さん)
今回は首都圏の中高一貫校の、京大合格者数(2025年)のランキングを紹介します。

■1位の麻布の京大合格者数は20人
1位は麻布(東京都港区)で、合格者数は20人です。2位に8人の差をつけており、首都圏の中高一貫校のなかでは目立って京大合格者が多くなっています。
2位には、同数で3校が並びました。千葉・県立(千葉市)、開成(東京都荒川区)、駒場東邦(東京都世田谷区)で、それぞれ12人の合格者を出しています。
5位は武蔵(東京都練馬区)で、合格者数は10人です。6位は合格者数9人で、筑波大附(東京都文京区)と早稲田(東京都新宿区)が並びました。8位は渋谷教育学園幕張(千葉市)で合格者数8人、9位は女子学院(東京都千代田区)で7人の合格者を出しています。
「1位の麻布や2位の千葉・県立は、どちらも自由や自主性を重んじる校風で知られています。そうした生徒の志向が京大への進学という選択に合致しやすいのかもしれません。ただ、麻布は東大にも83人の合格者を出していますし、2位の開成は東大合格者数が毎年トップで、2025年も150人が合格しています。優秀な生徒が多い分、結果として京大の合格者数でもランクインしている面もあります」(雫さん)
一方で、2位の千葉・県立は東大21人に対して京大12人、5位の武蔵は東大23人に対して京大10人が合格しており、首都圏の進学校のなかではかなり京大志向が強い学校と言えそうです。また2位の駒場東邦は、東大合格者も39人で決して少なくはありませんが、京大12人に加え、北海道大にも12人の合格者を出しています。
「ランキング上位校は、進路選択の視野が首都圏外にも広がっている学校であるということは言えそうです。ただ、京大の合格実績が同じでも、純粋に京大志向が強い学校もあれば、東大志向が強い学校のなかに京大合格者もいるというケースや、北大や九州大なども含めて全国の難関大に目を向けている学校など、さまざまです。東大や京大だけでなく、ほかの難関大の合格者数ランキングも併せて見ることで、各学校の特徴がよりつかみやすくなるでしょう」(雫さん)
(文/白井裕子)
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