天然記念物の標識にまさかの“ご本人”「自己紹介してくれてありがとう」 奇跡の瞬間に「凄いタイミング」反響12万いいね

標識の上にとまったカンムリワシ(画像提供:gentilisさん)

「自己紹介してくれて、ありがとう」

そんなコメントとともに投稿された1枚の写真が注目を集めています。投稿したのは、Xユーザー・gentilisさん(@G3NTI1IS)。写真には、緑豊かな森を背景に設置された、カンムリワシの出現を知らせる注意喚起の標識が写っており、その上には、なんと本物のカンムリワシが止まっていました。まるで自ら“自己紹介”をしているかのような、ユーモアと奇跡が重なった瞬間です。

カンムリワシは、石垣島や西表島を中心に生息する日本固有の亜種で、国の特別天然記念物および国内希少野生動植物種に指定されています。国内の個体数は約200羽とされ、絶滅危惧種にも分類される非常に貴重な存在です。

飛び立つカンムリワシ(石垣島) ※画像はイメージです(愛 高行:stock.adobe.com)

この希少な鳥が標識の上に止まるという珍しい光景に、投稿は12万件を超える“いいね”を獲得。リプライには、「えっすごい!」「ご本人登場ですね!」「凄いタイミングですね」など驚きの声が寄せられました。また、「西表島の島民が誰しも憧れる瞬間!! うらやましい!!」といったリアルな反応も見られ、盛り上がりを見せています。当時の状況についてお話を伺いました。

天然記念物の標識に“本人登場” まさに奇跡の瞬間

標識の上にカンムリワシ!? 思わず二度見してしまう貴重な光景(画像提供:gentilisさん)

ーー撮影時の状況を教えてください。

「2026年3月26日、西表島で島内を車で走行中、標識に止まっているカンムリワシを発見し、停車して車内から撮影しました。カンムリワシとの距離は20メートルほどで、こちらには気づいていたと思います」

ーーこの光景を目にした感想は?

「天然記念物の標識に止まっている姿は初めて見たので驚きましたし、超ラッキーだと思いました。石垣島や西表島には複数回訪れているため、カンムリワシ自体は何度も見たことがあります」

ーーこのあと、どうなりましたか。

「撮影中、1分ほどは標識の上にいました。その後、あまり長居すると観察圧になってしまうと思い、すぐにその場を去りました」

西表島の浦内川(画像提供:gentilisさん)

ーー生き物を観察するため遠征されることもあるそうですね。興味を持つようになったきっかけや、これまでに印象的だった出会いを教えてください。

「自分でもはっきりと理由はわからないのですが、幼少期になぜか深海魚にハマって以来、ずっと生き物が好きです。現在は水生昆虫をメインに追いかけています。

奄美群島にのみ生息する、国内唯一のタマミズムシ科「エグリタマミズムシ」(画像提供:gentilisさん)

印象的だった生き物は多すぎて一つに絞るのは難しいですが、外洋性のウミアメンボ類を採集したときの感動はすさまじかったですね。大海原の上でアメンボたちが暮らしている衝撃は今でも忘れられません。学生のころ、論文を書いて新種記載したミンサーケシカタビロアメンボ(約2mmの小さなアメンボ)にも非常に思い入れがあります」

西表島で撮影したサシバ(タカ目タカ科)(画像提供:gentilisさん)

ウミアメンボとケシウミアメンボの群れ(画像提供:gentilisさん)

ミンサーケシカタビロアメンボ(画像提供:gentilisさん)

国内では石垣島と西表島にしかいない「タカラナガレカタビロアメンボ」(画像提供:gentilisさん)

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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