義父手作りの巨大ドールハウス→「うちが豪邸ならずっと置いておくのに…」孫への愛が詰まった大作との別れに「私が小さくなって住んであげたい」の声

精巧なドールハウス内部のアトリエ。ミシンに向かう人形の背景には、ハンガーにかけられたドールドレスが並ぶ【写真提供:まっさん(@m3km3m)さん】
子どものために家族が手作りするおもちゃには、既製品にはない特別な温もりと愛情が詰まっているものです。おじいちゃんが孫のために手作りしたという、本格的すぎる「ドールハウス」。X(ツイッター)ではある事情から手放すことになったというこの大作が大きな話題を呼んでいます。投稿者のまっさん(@m3km3m)さんに詳しいお話を伺いました。
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義父のこだわりが詰まったドールハウス
「娘も高校生になり、ついに我が家の大きなドールハウスを処分するときがやってきた……。義父手作りの巨大ドールハウス この大作を粗大ゴミで捨ててしまうのが本当にもったいなくて泣ける うちが豪邸ならずっと置いておくのにな……」
そんな名残惜しそうなコメントとともに投稿された3枚の写真には、見事な手作りのドールハウスが写っています。
1枚目には、精巧に作りこまれたドールハウスの内部が。天井には丸い照明が設置され、大理石調の床の玄関、白いシックな暖炉など、まるで本物の住宅をそのまま小さくしたかのようなリアルな空間が広がっています。
2枚目には、ミシンに向かって作業をするおしゃれな人形も写っています。ライトグリーンの壁に囲まれた作業部屋には、クローゼットに掛けられた小さな洋服や、ハローキティがあしらわれた赤いミシンなど、生活感あふれるディテールが詰め込まれており、今にも人形が動き出しそうです。
そして3枚目には、ドールハウスの堂々たる外観が写し出されています。鮮やかな赤い屋根に、ミントグリーンの窓枠が映える2階建ての邸宅。広いバルコニーや開放感のあるテラスが備わっており、そのスケールの大きさと圧倒的な存在感に驚かされます。
投稿にはなんと6.3万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「愛情が込められた作品ですね。あまりに素敵でもったいないお気持ちがよくわかります」「私が小さくなって住んであげたいくらい きれいなお家……」「捨てるなんてもったいないです 欲しい方たくさんいると思います」など、多くの声が多く寄せられました。

真っ赤な屋根とバルコニーが特徴的な大きなドールハウス【写真提供:まっさん(@m3km3m)さん】
「でっか!!! すっご!!!」 お孫さんのリクエストから始まった大作
まっさんさんによると、このドールハウスは娘さんが幼稚園の年長から小学校1年生くらいの頃、当時大好きだったリカちゃん人形のお家を「おじいちゃん作ってー!」とお願いしたことが始まりだったといいます。
完成するまでに時々、途中経過として図面を見せてもらっていたものの、当時は見方がわからず、「お義父さん几帳面やなぁ」と思っていたそうです。それから半年ほどして、完成の知らせがあり、取りに行くと巨大なドールハウスが目の前に現れたのです。
「サイズなどはとくに何も聞いていなかったので、ただただ驚いたのを覚えています。娘の第一声は『でっか!!! すっご!!!』でした(笑)」
予想以上の大きさに、義実家からの帰りの車に乗せる際にもとても苦労したそう。「玄関の入口や部屋の入口を通過できるのか、とてもハラハラしました」と、当時を振り返ります。

精巧なドールハウス内部。手作りの暖炉や照明が目を引く【写真提供:まっさん(@m3km3m)さん】
インテリア好きならではの技術! 電気配線から精密な家具まで
実際に完成したドールハウスを見て、まっさんさんはそのこだわりの強さに度肝を抜かれました。なんと、電気が通っており、スイッチで上段と下段を切り替えられる仕様になっていたのです。さらに、壁紙は義父自らがペイント。暖炉もすべて手作りで、電気の傘もプラスチック板から作られていました。
「何より驚いたのは、階段の造りと開閉窓ですね」
覗き込まなければ見えない細部や、おしゃれな掃き出し窓にまでこだわりが詰まっており、その徹底した作り込みに感動したといいます。
「家具までセットでプレゼントしてくれて。インテリアが好きな義父ならではの、釘を使わずに造り上げたローテーブルや椅子の精密さに驚きました。配色のセンスの良さは、さすがお義父さま! となりましたね」
小さい頃は家具やミニチュアを並べて、おままごとを楽しんでいたという娘さん。世間で大人の人形遊び“リカ活”が流行した際には、まっさんさんも一緒にドールハウスを舞台にして写真撮影を楽しんだそうです。
手放すのをためらう家族へ、あっさりしたひと言
しかし、娘さんが成長するにつれて遊ぶ機会も減り、置き場所の問題も出てきました。
「娘は、『おじいちゃんが頑張って作ってくれた物を捨てるのは申し訳ない』『でも、もう遊ばないし、置いておける場所がない』と数年悩みに悩んでいました」
ドールハウスを置いておける環境への引っ越しも考えたものの、現実的には難しく断念。そして、娘さんが高校生になるタイミングで、意を決して義父に相談したところ、なんと「捨てて捨てて!」と即答されたのだそう。
それでも、義父が頑張って作ってくれたものを捨てるのはやはり残念で、その気持ちを誰かに聞いてほしくて投稿したというまっさんさん。多くの温かいコメントが寄せられましたが、実は、当の義父はSNSでこれほど話題になっていることを一切知らないのだそうです。
おじいちゃんの深い愛情と確かな技術が形になったドールハウス。物理的には手放すことになっても、一緒に遊んだ楽しい思い出と、「自分のためにここまで作ってくれた」という事実は、ご家族の心の中でずっと輝き続けることでしょう。
なお、投稿者のまっさんさんは、年内にドールドレスのディーラーとしての活動に復帰される予定とのこと。素晴らしい手仕事の輪は、形を変えてこれからも広がっていきそうです。
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