「ATMのような扱い」子どもの米国留学に1億を投じた芸人、結局22年で離婚

引用:KBS 2TV『大笑い – 鳳仙花学堂』

子どもの教育のために自らの生活を犠牲にする韓国特有の「キロギアッパ(単身赴任)」文化は、家庭のあり方を象徴する事例として、これまでもたびたび注目されてきた。

お笑い芸人のペ・ドンソンは、子どもの海外留学費や生活費として10億ウォン(約1億800万円)を超える資金を投じたものの、最終的に家庭が崩壊する結果となった。この出来事は、家族の関係が経済的な支援だけでは成り立たない現実を示す事例として語られている。

引用:EBS『リアル劇場-幸福』

ペ・ドンソンは十数年にわたり、子どもの米国留学を支えるため毎月数千万ウォン規模の仕送りを続け、長期にわたる別居生活に耐えてきた。累計額は10億ウォンを超えたものの、夫婦関係は修復が難しいほどに距離が広がっていった。

元妻はその後のインタビューで「結婚から1年後には別居状態となり、表面的な関係だけを維持していた仮面夫婦だった」と明かし、周囲に衝撃を与えた。子どものために物理的な距離を置く以前から、すでに夫婦間の溝は深刻な状態だったという。

引用:EBS『リアル劇場-幸福』

その後、家族関係の修復を目指して2011年に韓国で同居生活を再開したものの、長年の別居で定着した価値観の違いは埋まらなかった。最終的にペ・ドンソンは2013年、22年に及ぶ結婚生活に終止符を打ち、「キロギアッパの悲劇」を象徴する存在として知られるようになった。

ただ、その後の人生は別の形で続いていく。離婚から4年後の2017年、料理研究家のチョン・ジンジュと再婚し、新たな生活をスタートさせた。

引用:チョン・ジンジュのSNSアカウント

かつて「家族からお金を送る機械のように扱われていた」と涙ながらに語っていたペ・ドンソンだが、現在はパートナーとの日常を通じて、心のつながりに支えられた家庭の温かさを取り戻している。

メディアで公開された様子からは、長年の孤独な生活を経て、伴侶とともに穏やかな日常を大切に過ごす姿がうかがえる。

引用:社会福祉共同募金会「愛の実」

ペ・ドンソンとチョン・ジンジュ夫妻は、個人の幸福にとどまらず社会貢献活動にも取り組んでいる。2025年12月には社会福祉共同募金会「愛の実」に1,000万ウォン(約107万8,000円)を寄付し、2022年から続く支援活動を継続した。

YouTube収益なども活用し、自立を目指す若者を支援する取り組みを続ける2人の姿は、かつて巨額の資金でも埋められなかった家族のすれ違いを、現在は人とのつながりと分かち合いによって乗り越えていることを示している。

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