“乗り鉄”だけがオトクになるわけじゃない! 東京‐金沢の単純往復だけでも約5000円も安くなる「大人の休日倶楽部」限定フリーきっぷってどう?
新幹線含む北陸エリアの普通車自由席が4日間乗り降り自由
北陸エリアは、四季折々の美しい自然景観に加え、新鮮な海の幸や豊かな食文化、さらには心身を癒やしてくれる温泉など、多彩な魅力を備えた観光地として高い人気を集めています。
これまで関東方面からのアクセスにおいては移動時間がネックとされてきましたが、2015年に北陸新幹線が金沢駅まで開業し、さらに2024年には敦賀駅まで延伸されたことで状況は大きく変わりました。
【写真】便利だし観光には超おトク! 大人の休日倶楽部会員限定で行ける北陸の魅力を見る(25枚)
現在では東京駅から金沢駅まで約2時間30分、福井駅までもおよそ2時間50分で到達でき、1泊2日でも無理なく旅行を楽しめる環境が整っています。
とはいえ、見どころの多い北陸をしっかり満喫するのであれば、2泊3日や3泊4日といった余裕のある日程で巡るのがおすすめです。
そうした周遊ニーズに応える形で、JR東日本では「大人の休日倶楽部」会員向けに、お得なフリーきっぷを用意しています。それが「大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ(以下、北陸フリーきっぷ)」です。

首都圏からフリーエリア内までの往復は、北陸新幹線の普通車指定席が利用可能。フリーエリアに入ってからは特急列車(新幹線を含む)・急行・快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由だ
このきっぷは、富山県・石川県・福井県にまたがる北陸フリーエリア内での鉄道(私鉄を含む)が乗り放題となるほか、出発地である首都圏エリア(東京都区内および埼玉県の一部)から北陸フリーエリアまでの北陸新幹線の往復がセットになっています。
フリーエリアの範囲は、JR西日本の北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅〜敦賀駅間をはじめ、富山駅〜猪谷駅、高岡駅〜氷見駅、高岡駅〜城端駅、越前花堂駅〜九頭竜湖駅、敦賀駅〜小浜駅といった在来線、さらにあいの風とやま鉄道線やIRいしかわ鉄道線、ハピラインふくい線も含まれます。このエリア内では、新幹線を含む特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席が4日間乗り降り自由となります。
発着エリアは「東京(都区内)」と「川口・戸田公園〜大宮」の2区分があり、前者は東京駅または上野駅から、後者は大宮駅から出発し、黒部宇奈月温泉駅や金沢駅、福井駅、敦賀駅などフリーエリア内の新幹線駅までの往復を普通車指定席で利用できます。
価格は東京(都区内)発が2万5000円、川口・戸田公園〜大宮発が2万4000円に設定されています。
なお、この北陸フリーきっぷは年度ごとに販売されており、2026年度分は2027年3月30日まで発売、利用は2027年4月3日までとなっています。
どれだけおトク? 北陸フリーきっぷの注意点とは
では、このきっぷを利用するとどの程度オトクになるのでしょうか。

東京駅と金沢駅の往復で、割引なしだと2万9200円。つまり単純往復だけでも5000円近く割安になる
たとえば北陸新幹線で東京駅〜金沢駅を通常期の指定席で往復すると、運賃と特急料金の合計は割引なしで2万9200円となります。単純往復だけでも、北陸フリーきっぷを使えば約4000円近く安くなる計算です。
一方、「えきねっと」で販売されている割引きっぷ「トクだ値14」のうち、最大30%オフを利用できれば往復2万160円とさらに安くなります。しかしこの割引は販売数や条件が限られており、入手のハードルはやや高めです。
比較的利用しやすい10%オフの「トクだ値1」の場合は往復で2万5920円となり、このケースでは北陸フリーきっぷのほうが割安になります。
さらに福井駅まで足を延ばす場合は差額が一層広がりますし、宇奈月温泉や金沢、あわら温泉などを巡る周遊旅行であれば、フリーエリア内が乗り放題となるメリットは非常に大きいといえます。
こうした点を踏まえると、北陸フリーきっぷは単純な往復利用でも十分価値がありますし、2泊3日以上の周遊旅行であれば最有力の選択肢といえるでしょう。

大人の休日倶楽部限定「北陸フリーきっぷ」
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ただし、利用にあたってはいくつか注意点があります。
まず購入できるのは、50歳以上が対象となる「大人の休日倶楽部」会員に限られます。また支払いは専用のクレジットカードである「大人の休日倶楽部カード」に限定されています。
さらに、購入時には利用開始日の指定が必要で、購入可能期間は利用開始日の1カ月前から前日までです。購入はJR東日本の主な駅にある指定席券売機やみどりの窓口、駅たびコンシェルジュなどで取り扱っています。
加えて、ゴールデンウィーク(2026年4月27日〜5月6日)、夏休み(8月10日〜19日)、年末年始(12月28日〜2027年1月6日)は利用できません。
まだ大人の休日倶楽部に入会していない人でも、50歳以上であればこれを機に入会し、北陸の冬ならではの魅力をゆったりと堪能してみてはどうでしょうか。