シャフトを軽くするデメリットとは? 飛距離アップを実現するシャフト選びと素振りのやり方

インパクトが強いほどボール初速は上がる

 効率よく飛距離アップを実現したいなら、自分に合ったシャフトを選ぶべきです。以前、私は60グラム台で硬さがSXのシャフトを使用していました。

 ヘッドスピードは47~48メートル/秒あり、平均280ヤードほどの飛距離でした。ところが、2人の子どもを出産した後は、パワーが落ちてしまい、同じスペックのドライバーを振り切ることができなくなったんです。

「振り切れる」シャフトを選ぶことが飛距離アップでは重要 写真:西村恵

 ヘッドスピードも42~43メートル/秒まで落ち、飛距離は240~250ヤードぐらいでした。そこで、新たに50グラム台で硬さもSのシャフトを選んだところ、振り切れるようになり、徐々に飛距離が戻ってきました。

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 おそらく、シニアゴルファーの方も私と同じような感覚があると思います。若い頃は重くて硬いクラブを振れても、年齢を重ねることによって同じスペックのクラブを振り切ることができず、飛距離低下につながっていたりします。

 その場合、まずはシャフトを軽くて少し軟らかめのものに換えてみるべきです。若い人で長尺のドライバーに換えたのに、飛距離が落ちたという例も同じ理由です。クラブを長くしたぶん、重さが増して振れなくなったと考えましょう。クラブが長いと確かに遠心力は増しますが、振り切れなければ意味がありません。

重いシャフトでもクラブを最後まで振り切れるならOK。軽いシャフトはボール初速が上がらないので要注意 写真:西村恵

 ただ、ここで注意しなければいけないことがあります。極端に軽いクラブに換えれば、よりヘッドスピードが上がり、飛距離が伸びるのではないかという発想です。

 ヘッドスピードを速めただけでは飛距離は伸びません。例えば、同じヘッドスピード、同じミート率の男女が飛距離を比べた場合、男性のほうが遠くへ飛びます。なぜなら、パワーが勝っているからです。ボールを力強く叩くことにより、ボール初速が上がります。それが飛距離アップにつながるわけです。

 したがって、自分が振り切れるクラブで最大限の重さのシャフトを選択するのがベストとなります。そのうえで自分に合った硬さのシャフトを選びましょう。

腕が疲れる素振りが効果的

 理想をいえば、腕力や握力を鍛えることで、重いシャフトでもしっかりと振り切れるようにしたほうが飛距離は伸びます。軽いシャフトと重いシャフトで同じヘッドスピードなら、重いシャフトのほうがボールの初速が上がりますからね。

理想は竹ぼうきを振ることだが、なければ自分のクラブでもいいので、腕が疲れるぐらい素振りを行う 写真:西村恵

 パワーアップのためにスポーツジムに通う余裕がなければ、自宅で素振りを行ってもいいでしょう。できればホームセンターなどで販売されている竹ぼうきでの素振りが重さ的にも、空気抵抗の面でも最高です。

 所有していない場合は、素振り用の重めのクラブや自分のクラブで腕が疲れるぐらい素振りを繰り返しましょう。

取材協力:ゴルフレンジらんらん倶楽部(千葉県)

【レッスン】高島早百合(たかしま・さゆり)

高島早百合(たかしま・さゆり) 写真:西村恵

1992年9月3日生まれ、京都府京都市出身。12歳からゴルフを始め、2011年のプロテストに合格。2018年にドラコン大会に出場して365ヤードを記録。現在は2児の母として子育てに奮闘しながら、ツアー参戦を目指す。https://www.instagram.com/sayuri_takashima/

山西英希

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