東京理科大の合格率が高い「首都圏中高一貫校」ランキング 1位の理系大学付属校は?

首都圏に300校以上ある中高一貫校。教育方針や校風、偏差値など、志望校選びの判断基準は多々ありますが、なかでも大学合格実績は重視される要素の一つです。各校がどんな大学に強いのかを知るために、首都圏の中高一貫校をさまざまな切り口の大学合格実績でランキングにしました。本稿では、東京理科大学の合格率ランキング(2025年)を紹介します。
■東京理科大学の合格率が高い学校は?
大学合格実績というと、一般的には「合格者数」に注目されることがほとんどですが、合格者数だけで比較すると、どうしても卒業生数の多い学校が上位にきてしまいます。そこで着目したのが「合格率」です。ここでの「合格率」とは、卒業生の数に対して合格者の数が何%かを表したもので、「合格者数÷卒業生数×100」で算出します。合格者数はのべ人数で浪人も含まれますが、各校の傾向や強みを知るうえでは十分参考になると言えるでしょう。
東京理科大は東京の難関私大として、早稲田大、慶応義塾大、上智大と並んで「早慶上理」とグループ化されることもある、難関の理系総合私立大学です。大学通信情報調査・編集部の雫純平さんは「東京理科大の合格者数が伸びている学校は今後、進学校としてのイメージが高まり、さらに優秀な生徒が集まる可能性がある」と話します。
では、東京理科大に合格する生徒の割合が高い学校はどこなのでしょうか。今回は東京理科大の合格者数(2025年)の合計を基に算出した、合格率のランキングを紹介します。

■1位の東邦大付東邦の合格率は58.6%
1位は東邦大付東邦(千葉県習志野市)です。卒業生数290人に対して170人が合格し、合格率は58.6%です。同校は医学部や薬学部、理学部などを持つ東邦大学の付属校で、建学の理念に「自然・生命・人間」の尊重を掲げています。
2位は栄東(さいたま市)で、合格率は50.2%です。卒業生数502人対して252人の合格者を出しており、合格者数では全国1位を誇ります。
3位は千葉県の公立中高一貫校、千葉・県立(千葉市)で、合格率は48.9%です。卒業生311人のうち、152人が合格しています。4位も同じく千葉県立の中高一貫校である東葛飾(千葉県柏市)で、合格率は48.6%。卒業生311人に対して151人の合格者を出しています。
以下、5位芝(東京都港区)47.1%、6位市川(千葉県市川市)45.7%、7位豊島岡女子学園(東京都豊島区)45.4%、8位昭和学院秀英(千葉市)44.5%、9位サレジオ学院(横浜市)42.9%、10位武蔵(東京都練馬区)41.3%と続きます。
■アクセスの良い千葉県の学校が上位に
上位10校中、千葉県にある学校が5校を占めました。この理由について、雫さんは東京理科大のキャンパスの立地が関係していると話します。
「東京理科大は千葉県野田市に野田キャンパスがあるほか、葛飾キャンパスがある東京都葛飾区も江戸川を境に千葉県に接しています。またメインキャンパスである神楽坂キャンパス(東京都新宿区)も、千葉からのアクセスは悪くありません。キャンパスの立地は、受験校を決める大きな要因になります」
(文/白井裕子)
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