家がキレイな人が「やめてよかった収納」3選。紙類の収納が劇的ラクになるコツも
SNSなどで見かける収納術を真似してみても、なぜかうまくいかないケースも。夫と大学生の息子の3人家族の整理収納アドバイザー、井手本亜紀さんは「収納方法が家族に合っていないことが原因」と考え、一度収納自体を工夫し直してみたら、家族全員がラクに片付けられるようになったそう。井手本さんが見直してよかった「収納」について話を聞きました。

家族全員がラクに片付けられるコツを紹介
【写真】100円グッズのカゴが大活躍
1:フックにかける収納
筆者は、夫と大学生の息子の3人家族。今回は、息子が小学生の頃の経験を紹介します。
長年の習慣で、帰宅後にカギを戻す定位置は、玄関のフックにしていました。キーホルダーをつけており、夫もなじんでいるようでした。
しかし、小学校入学を機にカギをもち始めた子どもには、「フックにかける」ということ自体が少し難しかったようなのです。
身長とフックの位置、さらには、カギについたリングとフックの形状、揺れ動くフックにかけるという行動…。さまざまな要因が重なると、大人にとっては「カギをフックにかけるだけ」という簡単な方法も、子どもは難しいと感じてしまいます。
あるとき、フックにかけず、子どもがなにげなくカギをポケットに入れてしまって、行方不明になったことをきっかけに、収納方法を見直すことに。
最初に試したのは、シューズボックスの上に置いたトレーに入れる方法。しかし、シューズボックスに高さがあるため、上手くいきませんでした。

次に試したのが、100円ショップで購入したフックつきカゴを利用した「投げ入れ収納」。カギに対して開口部が大きいので、適当に投げ入れても大丈夫です。

また、わが家の玄関ドアは、マグネット対応になっています。これならドアに「くっつけるだけ」という方法も取れ、簡単です。
見直しのコツは、子どもを含め家族みんながラクにできる方法かどうか。これらの方法に変えてからはカギが行方不明になることは一度もなくなりました。
2:引き出しや棚の中を細かく仕切る

before:細かく仕切った引き出し
子どもの小学校入学に合わせ、購入した学習デスク。
事務職の経験がある筆者は、当然のように引き出しの中を細かく仕切りました。しかし、子どもにとって細かい仕切りに出し入れするのは至難の業だったようです。

after:細かく仕切るのをやめ、出し入れをラクに!
収納方法を見直して、机の引き出しは細かく仕切らず、ザックリとした収納に。大きな仕切りの中に、手前は学校関係、奥は習い事関係など最低限の分類にすることで、出し入れがラクになりました。

棚の中も、細かくわけたり並べたりするルールをつくらず、この棚には本、この棚には学用品といった具合に、1つの棚に1つの分類くらいのザックリした収納にすると片付けがラクになりました。
見直しのコツは、細かく仕切りすぎて難しい方法になっていないかどうか。ザックリとした分類にすると、子どもでもラクに片付けられます。
3:出し入れしにくい収納グッズを使う

before:前面に立ち上がりがあって収納しづらい…
片付けやすくするはずの収納グッズ。それが片付けのハードルを上げている原因になることもあります。
書類収納に使う縦型のA4ファイルボックス。一般的に多い形は、前面に立ち上がりがあるタイプです。たった10cmほどの立ち上がりですが、片付けが苦手なタイプの人にとっては、これが大きな壁に。
収納する際、手前と奥の前後にスライドさせるのではなく、立ち上がりを越えて収納するということが、面倒に感じるのです。

after:前面に立ち上がりがないから収納がラクに
そこで試してみたのが、100円ショップで購入した前面に立ち上がりがないタイプ。
これなら、本立てと同様、動作が前後にスライドするだけなので、片付けのストレスなく収納できます。
見直しのコツは、物理的に妨げているものがないかどうか。ファイルボックスに限らず、フタつきのボックスなど、なにげなく使っている収納用品を見直してみるのもおすすめです。
「定位置に戻す」ことがラクな家にする
「そろったケースに入れる」「扉を閉める」「細かく分類する」といった収納方法は、見た目がスッキリしますが、面倒さがネックとなり、キープができず、再び散らかってしまうことになりがち。
上手くいかないと感じたら、まずは「定位置にものを戻す」というシンプルな動作を目的にして、家族全員がラクに片付けられる方法を考えてみるとよいかもしれません。