ウクライナ軍ドローンがロシア軍の“スクールバス”を撃破
戦場に現れた黄色いスクールバス

ロシア軍では装備品の不足を補うため、民間車両を戦場に投入するケースが増えている。最近では、戦場に現れた廃盤のバスがウクライナ軍によって撃破された例もある。
ウクライナ人活動家が公開した動画

ウクライナ人活動家で弁護士でもあるセルヒー・ステルネンコ氏がYouTube上で公開した動画によって、ロシア軍は改造済みの「KAvZ-39765」バスを兵員輸送に用いていたほか、一部では攻撃にも使用していたことが判明。
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詳細は不明

ただし、ステルネンコ氏は動画の詳細について明かしていない。一方、ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」はこのバスについて、攻撃作戦に使用されていたかどうかは不明だが、ウクライナ軍によって破壊されたということは、戦場に引っ張り出されていたことは間違いないとした。
ウクライナ軍が実施したドローン作戦

件の「KAvZ-39765」バスはウクライナ軍部隊が実施したドローン作戦の中で標的になったという。同部隊はこのバスを含む複数のロシア軍車両を撃破したと報じられており、その様子はステルネンコ氏の動画からも確認できる。
動画に映っていたものとは

動画には、ふるめかしい「KAvZ-39765」バスが映っているが、明らかに戦場には似つかわしくない。ともあれ、ウクライナ軍のドローン部隊が2、3回にわたって攻撃を加えると、装甲を持たないこのバスはあっけなく破壊されてしまった。
ドローン攻撃によって炎上

動画はバスを攻撃したFPVドローンによって撮影されたもので、2度にわたる攻撃の様子が映し出されたのち、バスが炎上するシーンに切り替わる。
「KAvZ-39765」とは?

ウクライナ支援プラットフォーム「United24」によれば、「KAvZ-39765」は2008年に生産中止となったキャブオーバーバスだ。通常はスクールバスなどに利用されるものであり、いうまでもなく軍事用ではないが、以前にもウクライナの戦場に姿を見せたことがあるという。
画像:Wiki Commons、Собственная работа、CC BY-SA 4.0
「秘密でも何でもない」

「Militarnyi」いわく:「このバスが軍事転用されているというのは秘密でもなんでもない。ロシアのメディアは、これらのバスがウクライナ軍と戦うために移送されたことを何度も報じてきた」
軍事転用のため改造

同サイトによれば、「2024年10月にはイルクーツク州の農業労働者らが『KavZ』バスをウクライナとの戦争に参加する部隊に引き渡した」とのこと。なお、このバスは軍事転用に向けて改造が施されていたという。
画像:Telegram @Khortytsky_wind
装備品を失うロシア軍

オランダのオープンソースインテリジェンス大手「Oryx」によれば、ロシア軍は4月27日の時点でトラックやジープ3,946台をはじめ、21,512点もの装備品を失ったとされている。廃盤のバスが戦場に現れたのはこれが原因かもしれない。
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