“手を振って出発”直後の墜落 墜落機パイロットは29歳と31歳 事故数分前の映像から分かることは… 愛知・犬山市 自衛隊機墜落事故

パイロット2人は29歳と31歳でした。コックピットの中で大きく手を振る自衛隊員。14日、愛知県犬山市の入鹿池に墜落した練習機の事故直前の様子です。この後、なぜ墜落したのか。残された映像から何がわかるのでしょうか。

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これは14日に練習機が離陸した際の映像。手を大きく振る隊員。前に乗っているのは網谷奨太2等空尉(29)。後ろが井岡拓路1等空尉(31)です。

離陸したこの約2分後、レーダーから消え入鹿池に墜落しました。

動画撮影者:「まさかって感じ。何で落ちたのかなって。(離陸のときは)普通でしたよ」

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墜落したのは宮崎県の新田原基地所属の練習機T-4。

事故の発生から丸一日。現在も自衛隊や消防などによる捜索活動が続く現場。

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記者:「自衛隊員が機体の破片とみられるものを運んできました」

回収された破片の中には、1メートルほどの大きさのものも。

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懸命な捜索は14日から続いています。暗闇の中、ライトで水面や手元を照らす自衛隊員。捜索活動は夜を徹して行われましたが、2人の安否は今も不明のままです。

入鹿池は県内最大の農業ため池で、水深は約18メートル。水中に潜る隊員の視界は約50センチメートル。視界の悪い中捜索活動は難航を極めています。

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今回墜落した航空自衛隊の練習機T-4。練習用ということで、軽量で操作しやすい機体だといいます。

内倉浩昭 航空幕僚長:

「 1つの節目が、戦闘機の場合は(飛行時間)1000時間としているので、一定程度のベテラン、中堅と言えると思います」

乗っていた2人のうち、後方の井岡1尉は飛行時間約1170時間でベテラン。前方の網谷2尉も約480時間と経験のあるパイロットでした。

宮崎県の新田原基地所属の2人。14日は、別の戦闘機の定期修理のために訪れた小牧基地から戻るところだったといいます。

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2人はT-4で午後3時6分ごろに、新田原基地に向けて県営名古屋空港を離陸。右に旋回した後、現場を通過して知多半島から太平洋上に出る予定でした。

Q.計画から外れた飛び方をしたわけではないか

内倉航空幕僚長:「そういうわけではない」

墜落までの経路は計画通りだったというこの飛行。

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機体の離陸時の映像を専門家と確認すると。

千葉科学大学 松家秀平 教授:

「異常があれば発火や破裂など物理現象が起きるはずだが、大きな異常があったとは見受けられない」

離陸時の映像からは異常は確認できないといいます。

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では原因はどう解明するのでしょうか。

内倉航空幕僚長:

「ボイスレコーダーやフライトレコーダーは当該機については搭載されていません」

大きな手がかりとなり得たレコーダーは、この機体にはまだ搭載されていなかったといいます。

内倉航空幕僚長:

「飛行経路や地上と航空機のやりとりなどを総合的に判断して、あらゆる手法を使いながら原因を追究してまいりたい」

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具体的にはどのような調査になるのでしょうか。

千葉科学大学 松家教授:

「管制塔とのやりとりのボイス記録やレーダーの状況から考えて、また気象状況から(分析する)。ただ今回2分という短い(飛行)時間なので、どこまでデータがとれていたかわからない」

パイロットの捜索も難航する中、事故原因の調査はどこまで進むのでしょうか。