「危険な独裁者」:米世論調査で明らかになったトランプ大統領のイメージ
最新の世論調査

米国のNPO「Public Religion Research Institute(PRRI)」が最近、実施した世論調査によれば、米国民の過半数はトランプ大統領を危険な独裁者だと考えているようだ。
52%が「トランプ大統領は危険な独裁者」と回答

具体的には、回答者の52%が「トランプ大統領は危険な独裁者であり、米国の民主主義が破壊される前にその権力を制限すべき」かという問いに対し、そう思うと答えたのだ。
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党派別の回答

党派別に見ると、民主党支持層はトランプ大統領を危険な独裁者と見なす傾向が強く、その割合は87%となっている。一方、無党派層では56%、共和党支持層でさえ17%にのぼった。
「強力なリーダー」でもある?

興味深いのは、対象者の44%が「トランプ大統領は強力なリーダーであり、米国に偉大さを取り戻すために必要な権力を与えられるべきだ」としたことだ。
党派別の傾向

とりわけ、共和党支持層ではトランプ大統領は強力な指導者だと見なす傾向が強く、その割合は81%に達した。一方、無党派層では44%、民主党支持層では12%に留まっている。
調査を行ったNPOのコメント

PRRIを率いるメリッサ・デックマン氏はオンラインメディア「Axios」に対し、米国人の大多数はトランプ大統領を独裁的だと見なしています。そして、米国の民主主義は危機にあると懸念しているのです」とコメント。
「発足してから100日しか経っていない」

同氏はさらに、「トランプ政権が発足してから100日しか経っていませんが、米国民の多くは同政権の政策に反発していることがはっきりわかります」とした。
世論調査の詳細

今回の世論調査は「米国的な価値観の調査」の一環として、米国の成人5,025人を対象に実施されたもので、トランプ政権発足100日目に結果が公開された。
調査期間は2月28日~3月20日

ただし、調査が行われたのは2月28日から3月20日にかけてであり、トランプ大統領が物議を醸す言動を行うようになったのは、おもにその後だということに留意しなくてならない。
「Axios」による分析

これについて、「Axios」のラッセル・コントレーラス氏は「トランプ大統領による(不法移民の)国外追放や広範囲におよぶ関税、大学に対する管理強化、連邦職員10万人あまりの解雇・一時解雇に対する不満が高いことが示されている」と分析した。
支持率の低下

また、調査時点で、トランプ大統領は職務を全うしていると思うと答えた人の割合は44%、そうは思わないとした回答者は54%だった。
投票しなかったことを後悔する人々

また、2024年の大統領選に投票しなかった人々については、31%がその判断を後悔していると回答した。
投票した人々はあまり後悔していない

一方、投票した人々はほぼ全員が、自身の投票先は正しかったと考えているようだ。PRRIいわく:「ハリス候補に投票した人もトランプ候補に投票した人も、ほぼ全員がその判断に満足している(それぞれ95%と92%)」また、その他の候補者に投票した人についても、85%が自身の投票先は間違っていなかったと答えた。
トランプ支持者に後悔の念はなし

とりわけ、トランプ候補に投票した人のうち、そのことを「ある程度」または「非常に」後悔していると答えたのは7%に留まった。この結果は別の調査団体「Navigator Research」が公表したデータともほぼ一致している。
「Navigator Research」による調査

「Navigator Research」が4月24日~28日にかけて米国の成人1,000人を対象として行った調査によれば、トランプ候補に投票した人の11%はそのことを後悔しているほか、16%はトランプ政権に失望したと答えている。一方、73%は投票先を後悔していないばかりか、トランプ政権に失望もしていないと回答。
「危険な独裁者」というレッテルをはがすことはできる?

トランプ大統領は「危険な独裁者」というレッテルをはがすことができるのだろうか? しかし、その政策の影響が国民におよぶにつれ、ますます支持率が低下してしまうかもしれない。
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