クピャンスク奪取にこだわるロシア軍をウクライナ軍が撃退
ウクライナ軍がクピャンスク近郊で重要な戦果

ウクライナ軍はロシア軍による包囲を受けるクピャンスク市(ハルキウ州)の郊外で敵の攻勢を退け、防衛態勢を強化した模様だ。一方、無謀にも正面突破を図ったロシア軍はウクライナ軍の火力にさらされ、潰走することとなった。
ウクライナ東部をめぐる戦闘は激化

ウクライナ軍が公開した38秒間の動画には、ロシア軍の装甲車両が激しい砲火のさなか前進を試み、結局、退却を余儀なくされる様子が捉えられていた。オンライン上で広く拡散されたこの動画は、ウクライナ東部をめぐる戦闘が激化していることを示すものだ。
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クピャンスク掌握の重要性

今回、見られたようなロシア軍による強行作戦はウクライナ各地で繰り返されているパターンだ。とはいえ、ウクライナ側は防衛線を維持したことで、自軍の粘り強さと用意周到さを再確認したと言える。軍事アナリストたちは苛烈を極めたこの戦闘について、一帯の要衝であるクピャンスクを掌握することがいかに重要かを示すものだとしている。
ウクライナ軍が攻撃を阻止

なお、ロシア軍の攻勢を受けて応戦したのはウクライナ軍第43独立機械化旅団であり、ハルキウ州ステポワ・ノヴォセリウカの北方で地雷原を横切ろうとしたロシア軍の装甲部隊を阻止したと見られている。
画像:Facebook @UALandForces
戦場はステポワ・ノヴォセリウカ付近

ウクライナの軍事情報サイト「Militarnyi」はウクライナ侵攻の戦況を伝えるサイト「DeepStateMap」による分析に基づき、今回の戦闘は以前からロシア軍が攻撃を繰り返してきた地域で発生したと伝えている。
画像:DeepStateMap
これまでのところ、ロシア軍の攻撃はすべて失敗

ロシア軍はこれまでクピャンスク周辺で攻撃を繰り返してきたが、すべて失敗に終わっている。今回の作戦も一帯に埋設された対戦車地雷と、付近に駐留していた第43独立機械化旅団の反撃によって頓挫することとなった。
画像:Facebook @UALandForces
ウクライナ軍部隊が応戦に用いた兵器はなに?

同旅団は大砲や155ミリメートルクラスター弾、ドローンを用いてロシア軍に応戦。敵は38人の死傷者を出したほか、いくつかの車両を失ったと発表した。
画像:Facebook @UALandForces
ロシア側の損失

この戦闘によって、ロシア軍はすくなくとも歩兵戦闘車4両、バギー1台、民間車両1台、オートバイ1台を失った模様だ。なお、これらが破壊されたことは動画によって裏付けられている。
画像:Facebook @UALandForces
戦場は見晴らしのよい丘陵地帯

戦闘の舞台となったのは見晴らしのよい丘陵地帯だったが、ウクライナ軍にしてみれば、ロシア軍車両や歩兵に対して砲撃やドローン攻撃を加える上で絶好の地形だった。
画像:Facebook @UALandForces
動画は偵察ドローンが撮影

ウクライナ側が公開した動画は上空を飛行する偵察ドローンによって撮影されたものが大部分だったが、攻撃型FPVドローンによる映像も含まれていた。いずれにせよ、ロシア軍の戦略を知る手がかりとして重要な資料であることは間違いない。
画像:Facebook @UALandForces
クピャンスクにこだわるロシア軍

前出の「Militarnyi」によれば、今回の戦闘はロシア軍がクピャンスクの占領をあきらめていないこと、この一帯にさらなる戦力を投入するであることを示唆するものだという。
画像:Facebook @UALandForces
クピャンスクはなぜ、要衝なのか?

同サイトいわく:「同市の南部にはクピャンスク=ウズロヴィという重要な鉄道拠点があり、主要ターミナルとして機能している。地名そのものが、5つの路線が集まる要衝であることを示している」
画像:DeepStateMap
「ロシア軍の作戦計画に不可欠」

同サイトはさらに、「クピャンスクおよびクピャンスク=ウズロヴィは兵站における重要性から、ロシア軍の作戦計画に不可欠な場所となっている。部隊を展開し、補給倉庫や司令部を設置するための重要な拠点となりうるためだ」とした。
画像:Facebook @UALandForces
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