宮川町歌舞練場の建て替え工事が完了 隈研吾さん監修、芸舞妓舞いで祝う

芸舞妓による祝舞「寿拍子舞」=京都市東山区(渡辺大樹撮影)

京都五花街の一つ、宮川町(京都市東山区)の歌舞練場の建て替え工事が完了し、招待客や関係者約400人に披露された。開場式では、宮川町の芸舞妓(げいまいこ)らがリニューアルを舞いで祝った。

新しい歌舞練場の外観=京都市東山区(渡辺大樹撮影)

歌舞練場は大正5年に完成。地域のシンボルとして長年親しまれていたが、老朽化が進んだことに伴い、令和4年7月から建て替え工事が進められていた。

新しい歌舞練場は地上3階、地下2階建てで、建築家の隈研吾さんが監修した。「三ツ輪座」と命名された劇場は客席483席。2階にはお茶席にも使う多目的会議室も設けられた。

象徴であった大屋根のデザインの意匠を継承するなど、歴史的な街に調和する外観に仕上がった。舞台正面には、かつて歌舞練場に設置されていた唐破風(からはふ)の欄間が復元された。

芸舞妓による祝舞「寿拍子舞」=京都市東山区(渡辺大樹撮影)

所有する学校法人東山女子学園の大石美千代理事長は開場式で「現代的な歌舞練場に生まれ変わることができた」とあいさつした。

新しい歌舞練場では、11月にこけら落としの公演が予定されている。また芸舞妓の公演だけでなく、シンポジウムなどにも舞台や会議室を貸し出すという。(渡辺大樹)