ウクライナ軍がドローンでまた戦果を挙げる:光ファイバー制御ドローンの活躍も
新たなドローンを活用

ウクライナの戦場では以前からドローンが活躍しているが、最近顕著なのが光ファイバー制御ドローンによる戦果だ。5月27日にウクライナ第414独立無人攻撃機旅団が公開した動画でも、ロシア戦車への攻撃に光ファイバー制御ドローンが活用されていた。
長距離を飛行してから攻撃

この攻撃が特筆すべきなのは、実際に攻撃するまでにドローンが42kmもの距離を飛行していたからだ。また、格納庫にはターゲットとなった戦車以外にも3両の車両が収容されていたという。
画像:YouTube @MAGYARBIRDS
落ち着いた攻撃

軍事メディア「Militarnyi」によると、ドローンが格納庫に侵入した後にオペレーターが戦車への攻撃を決定、ドライバー用のハッチを狙って攻撃を実行したという。一連の流れはロベルト・「マジャール」・ブロウディ上級中尉が公開した動画に収められていた。
画像:YouTube @MAGYARBIRDS
伝説的なドローン部隊

ブロウディ上級中尉のドローン部隊は「マジャールの鳥」の二つ名でも知られており、数々の戦果を挙げてきた。だが、今回公開された動画はこれまでの成果にも引けを取らない偉業だ。
画像:Wiki Commons By Птахи Мадяра 414ОБ - Птахи Мадяра 414ОБ, CC BY-SA 4.0
攻撃の第2波

「Militarnyi」の解説によると、1回目の攻撃後に部隊は第2のドローンを格納庫に送った。第2波は最初の攻撃の成果を確認してから再び攻撃を実行。なお、戦車以外に格納されていたのは2両の歩兵戦闘車と1両の装甲回収車だった。
画像:YouTube @MAGYARBIRDS
光ファイバー制御ドローンの有用性

同メディアは光ファイバー制御ドローンの有用性についてこう述べている:「光ファイバー制御ドローンはロシア軍にとって悩みの種となっている。前線からかなりの距離侵入することが可能なうえ、電子的な監視・妨害装置をかいくぐれるからだ」
光学フィードバックが安定

「光ファイバー接続のおかげで、複雑な地形や都市内部であってもドローンの光学モジュールからは安定的なフィードバックを得られる」とも言われている。とはいえ、適切なオペレーターによって運用されれば既存のドローンもいまだに強力なツールであることは変わりない。
従来型ドローンによる戦果も

ウクライナ軍の各部隊はこれ以外にも従来型ドローンによる顕著な戦果を挙げ続けている。たとえば最近では、建物の中に身を隠して砲撃を続けていた敵戦車の破壊にも成功している。
画像:YouTube @MAGYARBIRDS
敵主力戦車を無力化

5月19日、ウクライナ東部戦線での戦闘記録を収めた動画が公開された。その動画には、爆撃で破壊された建造物に身を隠してウクライナ軍に対して砲撃を行っていたロシア戦車が無力化される様子が収められていた。
「シグナム」部隊が攻撃を実行

無力化されたのはロシアの主力戦車T-72B3だ。ウクライナ陸軍の第53独立機械化旅団の「シグナム」部隊が、第81独立空中機動旅団の情報提供を受けてこの戦車の掃討に向かった。
画像:Telegram @umftteam
重要な偵察情報

第81独立空中機動旅団からは、戦車の動きに関する情報がもたらされたという。また、「Defense Express」によると、昨今、ロシアのT-723Bは戦場において頻出する脅威となっているという。
画像:Telegram @umftteam
建造物の中に身を潜めていた

そのロシアの主力戦車は建造物の中の偽装されたポイントに身を潜め、ウクライナ軍に対して砲撃を行っていた。だが、ひとたびその居場所が明らかになると、のうのうとしているわけにはいかなくなった。
画像:Telegram @umftteam
戦車と弾薬を目標に定める

「シグナム」部隊は戦車の情報を受けて、T-72B3本体およびその弾薬集積地を攻撃目標に定めた。戦車は即席の金属装甲を増設していたものの、ドローンからの攻撃でただちに破壊された。
画像:Telegram @umftteam
映像に映っていたものは

シグナム部隊が公開した動画には、戦車に対する攻撃の様子がドローン視点から写されており、ドローンがT-72B3の隠れ場所へと忍び寄るところが確認できる。
画像:Telegram @umftteam
完璧な角度から攻撃

シグナム部隊のドローンオペレーターは急いで敵戦車を攻撃することはせず、ゆっくりと最適な位置を確認。後部から接近しつつ、もっとも効果的な攻撃が可能な角度へと移動した。
画像:Telegram @umftteam
開放されていたメインハッチを攻撃

T-72B3はメインハッチが開放されていたため、ウクライナのドローンはそこをめがけて突撃、動画はそこで途切れている。最終フレームは攻撃がまさに成功しようとする瞬間で、その結果もすぐに明らかとなった。
画像:Telegram @umftteam
偵察ドローンの映像に切り替わる

動画はそこから別の偵察ドローンの映像に切り替わり、ロシアの戦車が隠れていた建物の下部から激しい炎が上がっている様子が見て取れる。また、動画からは最初の爆発以降も爆発が起きたことがうかがえる。
画像:Telegram @umftteam
弾薬が原因で二次的な爆発が発生か

「Defense Express」はこう書いている:「攻撃は直撃し、ついに装甲を貫通、大規模な爆発が続いた」。また同メディアは、隣接する弾薬置き場が原因となって二次的な爆発が起きた可能性も指摘している。
画像:Telegram @umftteam
「完全に破壊」

シグナム部隊は動画を公開したテレグラムチャンネルでこう述べている:「戦車が完全に破壊されたことに疑いはない。爆発音は長い間響き続けていた。2度と動くことはないだろう」同じく「Defense Express」が伝えている。
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画像:Telegram @umftteam