マスクVSトランプ「恩知らず」「がっかりだ」とやり合うも…LAの移民抗議デモで関係に変化か
- ドナルド・トランプ米大統領とイーロン・マスク氏の決裂に、国内外から注目が集まっている。
- マスク氏はXに次々とポスト。
- 「法案に賛成する議員たちは恥を知れ」
- ランド・ポール上院議員(共和党)は、法案について次のようにコメントした。
- マスク氏は議会とのコミュニケーションを断っている(もしくは無視している)との情報も。
- マスク氏はトランプ氏が2013年に投稿したツイートを掘り起こしてまで、批判の意思を示し続けた。
- 「法案を潰せ!」と国民に呼びかけるマスク氏。
- 一連のポストを見たトランプ氏は「イーロンとはとても良い関係だったよ。今後もそうかは、わからないけどね」とインタビューで語った。
- 「正直、がっかりしている」
- マスク氏は、さらに反論。
- 2024年の大統領選に言及「俺がいなかったら、トランプは選挙に負けていた」
- 「恩知らずにもほどがある」
- 「『自分がいなきゃトランプは負けてた』って発言はトランプをブチギレさせるだろうね」
- 「ケンカは家の中でやってくれ」
- 騒動が拡大するなか、トランプ氏が自身のXを6月5日に更新。
- ダメ押しの一言でマスク氏をばっさり切り落とす。
- 「明らかな大嘘。悲しいね」とマスク氏は返信した。
- ところが……ロサンゼルスで勃発した、移民の拘束に対する大規模な抗議デモをきっかけに、両者の距離が少しだけ縮まったよう。
ドナルド・トランプ米大統領とイーロン・マスク氏の決裂に、国内外から注目が集まっている。
アメリカの予算案にブチギレたマスク氏。きっかけは、政府が進めている支出の見直し案だ。
大規模な債務上限の引き上げが盛り込まれており、 マスク氏は「将来世代に借金を押しつけるものだ」として激しく非難した。

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マスク氏はXに次々とポスト。

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「歳出法案には、アメリカ史上最大の債務上限の引き上げが含まれている! 国民を借金の重荷にしばりつけるものだ」と強い言葉で批判。
法案には5兆ドル規模の支出が含まれており、国の借金をさらに引き上げる内容となっている。
「法案に賛成する議員たちは恥を知れ」
「もう無理だ。我慢できない。とんでもなく巨大で、無駄遣いだらけの歳出法案は、心底おぞましい。賛成票を入れた議員たちは恥を知れ。自分たちが間違っているとわかっているはずだ」
ランド・ポール上院議員(共和党)は、法案について次のようにコメントした。
「5兆ドルの債務上限の引き上げには反対だ。減税という部分に限ってはいたって賛成だから、債務上限を別個に採決するならばこの『大きいがまだ美しくない法案』を支持するが……」
債務の引き上げに関しては、共和党からも否定派の意見がみられる。
マスク氏は議会とのコミュニケーションを断っている(もしくは無視している)との情報も。
マイク・ジョンソン下院議長(共和党)が「昨夜イーロンに電話したが、出なかった」と6月4日にコメント。
マスク氏はトランプ氏が2013年に投稿したツイートを掘り起こしてまで、批判の意思を示し続けた。
▼ トランプ氏の2013年の発言
「共和党が債務上限を引き上げるなんて信じられない。 私は共和党員だが、正直、恥ずかしい!」
▼ マスク氏の引用コメント
「こんなこと言ってたよね?」
「法案を潰せ!」と国民に呼びかけるマスク氏。
「上院議員に電話しろ。下院議員にもだ。アメリカを破産させるなんて、絶対ダメだ! KILL THE BILL(この法案を潰せ)」
一連のポストを見たトランプ氏は「イーロンとはとても良い関係だったよ。今後もそうかは、わからないけどね」とインタビューで語った。
「正直、がっかりしている」
「イーロンはこの法案の中身を誰よりもよく理解していたし、最初はなんの文句も言ってなかった」
「それが、急に怒り出した。なぜかって? EV(電気自動車)の税制優遇を削る必要があるって知ったからだよ。あれには何十億ドルもかかるからね」
マスク氏は「国の未来」のためではなく、「自社の業績」のために怒っているとトランプ氏は指摘した。今回の決別騒動で、マスク氏がCEOを務めるテスラ社の株価は下落 している。
マスク氏は、さらに反論。

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2024年の大統領選に言及「俺がいなかったら、トランプは選挙に負けていた」

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「恩知らずにもほどがある」

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あんなに手を取り合っていた2人の確執には、世間も口出しせざるを得ないようだ。
「『自分がいなきゃトランプは負けてた』って発言はトランプをブチギレさせるだろうね」

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「ケンカは家の中でやってくれ」

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「離婚寸前の親が公共の場でケンカしていると、傷つくのは子どものほう。お願いだから仲直りしてください。アメリカは、こんな茶番劇のためにあるんじゃない。
騒動が拡大するなか、トランプ氏が自身のXを6月5日に更新。
「イーロンはもう限界だったから、こちらから離れてもらったよ。 それから、EVをみんなに無理やり買わせる義務化も撤廃したから。もちろん、何カ月も前から彼には伝えてあったことだよ。彼はそれを聞いて発狂していた!」
ダメ押しの一言でマスク氏をばっさり切り落とす。
「予算を節約する簡単な方法は、イーロンが受けている政府の補助金と契約を全部切ることだ。何十億ドルも浮くぞ。バイデンがやらなかったのが不思議なくらいだ!」
「明らかな大嘘。悲しいね」とマスク氏は返信した。

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※「So sad.(悲しいね)」は、トランプがよく使っている決まり文句。
ところが……ロサンゼルスで勃発した、移民の拘束に対する大規模な抗議デモをきっかけに、両者の距離が少しだけ縮まったよう。
マスク氏は、トランプ氏の弾劾を訴える投稿や、エプスタイン・ファイル(複数の少女らに対する性的虐待罪に問われ、獄中で自死したとされる実業家ジェフリー・エドワード・エプスタインの事件に関する文書)の非公開部分に名前が載っていたという根拠のない主張を削除した。
また、州兵を派遣したトランプ氏の判断を支持する動きも見せている。
これまでの発言を撤回したり、新たに歩み寄りを見せる投稿をしたりはしていないが、両者の関係がまた変化するかもしれない。
この記事は英語 から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦