ブラジル訪問中の佳子さま、「サステナブル」な現地ブランドのバッグをお召しに…装いに表れた現地に寄せるお心

日系団体が運営する私立学校「ビスコンデ・デ・カイル学園」を訪問し、関係者と握手をされる佳子さま(10日午後、ブラジル・カンポグランデで)=富永健太郎撮影
ブラジルを訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまが、現地ブラジルのブランドと思われるバッグをお召しになっていた。ブランドのホームページには「社会と環境の持続可能性を理念とするブラジルのブランド」と自己紹介があり、「世界中の女性たちに力を与えることを目指しています」とあり、佳子さまの思いを代弁しているかのようだった。

歓迎式典に出席される佳子さま(10日午前、ブラジル・カンポグランデで)=富永健太郎撮影
辛口な黒革のハンドバッグ
10日(日本時間11日未明)、ブラジル中西部マトグロッソドスル州カンポグランデの私立学校「ビスコンデ・デ・カイル学園」を視察された佳子さま。午前中にお手元にあった白っぽいクラッチバッグと打って変わり、鮮やかなターコイズブルーがポイントになった、黒革のシャープなデザインのバッグが目を引いた。履物や洋服と合わせて単色で、無地のシンプルなクラッチバッグをお召しになることが多い佳子さまだが、この日は腕にかけられたハンドバッグがペールトーンのふんわりとしたワンピースを引き締めていた。

ビスコンデ・デ・カイル学園で、佳子さまが身につけられたバッグ(10日午後3時4分、ブラジル・カンポグランデで)=富永健太郎撮影
バッグをよく見ると、「ZANIR FURTADO」の文字が。インターネットで検索すると、カバンや靴、革小物を展開する外国のブランドがヒットした。
サイトによると、「ザニール・フルタドは、パンタナールにインスピレーションを得た、社会と環境の持続可能性に深くコミットした、世界初にして唯一のレザーバッグとアクセサリーブランドです」と書かれている。パンタナールとは、佳子さまの訪問されたカンポグランデからも近い、世界最大級の湿原のことだろう。パンタナール産牛革に付加価値を与え、その地域に雇用を生み出すことを理念としているらしい。
また、「販売されるバッグ1つごとに、在来種の木の植樹を通じてパンタナールの保護に貢献します」ともあり、環境保護にも貢献しようとしているようで、2020年に設立された、まだ若いブランドだ。
ブラジル国立宇宙研究所によると、パンタナールでは同年、野焼きが原因とされる火災が、2万件以上発生した。歴史的な干ばつが被害を拡大させ、焼失面積は九州地方よりも広いという。
被災地に心を寄せられて

日本工芸会の関係者と懇談される佳子さま(2024年10月29日、金沢市で)
昨年10月、佳子さまは金沢市を訪問し、能登半島地震と9月の大雨による工芸分野の被災者を見舞われた。工芸家らとの面会でお召しになっていた輪島塗のイヤリングは大きな話題となった。能登に心を寄せていることを、お示しになったとみる向きは多い。

佳子さまがお召しになっていた輪島塗のアクセサリー
今回の黒革のハンドバッグは、誰かから贈られたものか、ご自身(の意思)でお買い求めになられたものかはわからない。ただ、いつものお召し物の雰囲気とは異なる装いに、日本から遠くブラジルの地でも、訪問先の地に心を寄せられているのではないかと拝察せずにはいられない。(デジタル編集部 栗谷川奈々子)

ビスコンデ・デ・カイル学園を視察される佳子さま(10日午後3時20分、ブラジル・カンポグランデで)=富永健太郎撮影