F-16戦闘機を撃墜した兵士に報奨金:ロシア企業が多額の支払いを行う
兵士への報奨を始めたロシア企業

西側諸国がウクライナに供与したF-16戦闘機について、その撃墜に成功した兵士に高額の報奨金を出すロシア企業が現れたという。ロシア国営「タス通信」が伝えた。
報奨金は約2,720万円

報奨金を申し出たのは、ロシア第4の都市エカテリンブルクに拠点をおく水圧破砕用品メーカー「フォレス」社で、F-16戦闘機を撃墜した最初の12名に対し、それぞれ1,500万ルーブル(約2,720万円)が支払われたという。
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12名の兵士に支払い完了

ニュースサイト「ビジネスインサイダー」によると、フォレス社は5月29日にプレスリリースを発表し、「かねて決まっていた約束を果たした」として、撃墜に成功したロシア軍兵士たちに報奨金の支払いを行ったことを明らかにした。
画像:Telegram @fores_fores
国境近くで授与式を開催

授与にあたってはロシアとウクライナの国境付近で式典が行われ、数人の司令官が見守る中で、兵士12人に対し報奨が現金で手渡されたという。
画像:Telegram @fores_fores
フォレス社の発表は2024年6月

ウクライナの募金プラットフォーム「ユナイテッド24」によれば、F-16戦闘機を撃墜した兵士に対する支払いが発表されたのは2024年6月で、報奨金の額は1,500万ルーブル(約約2,720万円)とされていた。
2024年夏にウクライナへの供与が始まったF-16

西側諸国が供与するF-16戦闘機がウクライナに到着し始めたのは2024年8月初旬のことだ。しかし、早くも同月末には米国製の1機が撃墜され、パイロットも死亡してしまった。
2024年8月末に1機が撃墜される

ロイター通信によると、ロシア軍が仕掛けたミサイルとドローンによる大規模な攻撃に対してウクライナ軍はF-16戦闘機を投入したものの、撃墜されてしまったという。この1機を含め、ウクライナ軍はこれまでに計3機のF-16を失っている。
画像:Wiki Commons By 144th Fighter Wing of the United States Air Force, Public Domain
今年に入りさらに2機を失う

今年の4月12日にもF-16戦闘機が攻撃を受けて墜落、ウクライナ空軍のパブロ・イワノフ操縦士が死亡した。5月16日にもF-16が墜落したものの、このときの操縦士は緊急脱出に成功したという。
画像:YouTube @ukrainianairforce9041
報奨金を用意した最初のロシア企業

フォレス社の声明によれば、同社は西側諸国から供与されたウクライナ軍装備について、その破壊に成功した兵士に報奨金の支払いをした最初の企業だという。『モスクワ・タイムズ』紙が伝えた。
2023年には戦車の破壊に報奨金

同社が報奨金制度を立ち上げたのは、2023年のことだ。この年は、ドイツ製レオパルド2や米国製エイブラムスM1A1といった西側からの戦車を破壊した場合、最大500万ルーブル(約900万円)の報奨金を支払うと発表したのだ。
報奨金の総額は1億円近く

ニュースサイト「ビジネスインサイダー」によれば、フォレス社はこれまで、F-16戦闘機や戦車といった敵装備の破壊に成功した兵士らに対し、合わせて5,200万ルーブル(約9千600万円)を上回る報奨金を支払ったという。
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