23年ぶりに自民に復党の鈴木宗男さん「目に見えない力で生かされた」…一度は敗戦の弁も
参院選の全議席確定は21日までもつれ込み、与党候補の多くが苦戦を強いられた。

落選が確実となり、支援者にあいさつする佐々木さやかさん(21日午前4時22分、横浜市中区で)
全国の選挙区で最後まで残った神奈川選挙区(改選定数4)の4議席目は、午前4時過ぎに決まった。接戦の末、参政党の新人・初鹿野裕樹さん(48)に敗れた公明党の現職・佐々木さやかさん(44)は、横浜市中区の事務所で、「ひとえに私の力不足。物価高対策を訴えたが、有権者にいま一歩届かなかった」と支援者らに頭を下げた。
自民党の推薦を受けて3選を目指したが、「与党に対する逆風」を感じたという。将来などへの不安を抱える有権者が参政党の主張に共感し、「『何か変わるんじゃないか』という期待を持ったのではないか」と敗因を分析した。

支援者を前に敗戦の弁を述べる杉田さん(21日午前5時30分、山口市で)=谷口善祐撮影
比例選では、自民党の前衆院議員・杉田 水脈(みお) さん(58)も落選が決まった。
過去に在日コリアン女性らへの差別的な投稿で批判を浴び、派閥の政治資金不記載問題では党の役職停止(6か月間)処分を受けた。昨秋の衆院選では党の公認を得られず出馬を断念し、参院選での国政復帰を目指したが、支持は集まらなかった。杉田さんは早朝、山口市の事務所で取材に応じ、今後について、「ゼロから考えていきたい」と語った。

当選が確実となり支援者らから祝福される鈴木宗男さん(21日午後0時37分、札幌市中央区で)=原中直樹撮影
23年ぶりに自民党に復党し、比例選に出馬した元議員の鈴木宗男さん(77)は得票が伸びず、午前4時半頃に開いた記者会見で「もう選挙には出ない」と敗戦の弁を述べた。ところが、その後盛り返して吉報が届くと再度会見を開き、「目に見えない力で生かされた」と涙を拭った。