京都花街で広がる違法行為:元舞妓が告発
華やかな世界の裏にあるものとは

京都の花街において、元舞妓が未成年飲酒や性加害などの違法行為を告発し、社会問題化している。伝統とされる接待文化の裏側には、長時間労働や混浴の強要、外部との連絡制限といった労働環境の過酷さがあるという。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
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舞妓・芸妓とは

中学卒業後、置屋や屋形に住み込み、芸妓を目指して行儀作法や京言葉、舞踊などを学ぶ舞妓。華やかな世界に憧れ、厳しい修行の日々に飛び込む少女たちも多い。
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桐貴清羽(きりたかきよは)

大阪府出身の桐貴清羽(きりたかきよは)氏は、中学卒業後、2015年4月から2016年7月までの1年3か月間、舞妓として生活。舞妓を辞めた後、2022年に自身が受けた被害や花街の実態をX上で告発したのだ。
画像:桐貴清羽公式Instagram
未成年に対する客からのセクハラが多発

「弁護士JPニュース」によれば、未成年飲酒や客からのセクハラが横行していたという。それに加え、お風呂入りと呼ばれる、客と芸舞妓が温泉に一緒に行き混浴するという経験もあったと桐貴氏は語った。
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厚生労働大臣もコメントを発表

こうした事態を受けて、後藤茂之厚生労働大臣(当時)は「芸妓や舞妓の方々が適切な環境の下で、芸妓や舞妓としてご活動いただくことが重要」という見解を示した。
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「舞妓と接待文化を考えるネットワーク」を設立

今年の6月には、弁護士らと共に「舞妓と接待文化を考えるネットワーク」を設立した桐貴氏。伝統文化の見直しと人権尊重を求めて活動し始めたのだ。
画像:弁護士ドットコム公式ホームページ
労働基準法・児童福祉法違反の可能性も

「弁護士ドットコム」によると、ネットワーク賛同者の岸松江弁護士は、桐貴さんらが置かれていた環境について「労働基準法違反や児童福祉法違反などさまざまな法律に違反している」と指摘。
「舞妓さんは現代の奴隷」

伊藤和子弁護士は「児童労働、人身売買、強制労働、すべて当てはまると思われる。舞妓さんは現代の奴隷と言われる人々に該当する。国際的に根絶しなければいけないと言われるものが日本文化の足元において温存されている」と、厳しい言葉を付け加えた。
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コミックエッセイも出版

今年の1月には、『京都花街はこの世の地獄~元舞妓が語る古都の闇~』というタイトルでコミックエッセイを出版。かわいらしいイラストとは裏腹に、花街で自身が体験した過酷な経験についてありありと記載されている。
画像:桐貴清羽公式Instagram
古都・京都は変われるのか

古都・京都が誇る舞妓・芸妓や花街文化。少女たちにとっても働きやすくクリーンな環境になれるのか、注目が集まっている。
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