広島と言えばお好み焼き…「国泰寺焼き」はカイワレダイコンとの相性も抜群です
広島総局長 神谷次郎
広島は1945年の原爆投下で焼け野原となった。食糧難に苦しむ人たちの腹を満たしたのは、お好み焼きだった。戦後の混乱期に屋台で出された「一銭洋食」が原点とされ、多様なお好み焼き文化が形成されている。

カイワレダイコンがたっぷりのった「国泰寺焼き」
広島市中区の平和記念公園から南東約600メートルにある「花子 国泰寺本店」を訪れた。「かいわれたっぷり国泰寺」を注文する。ランチはサラダ付きで900円。「国泰寺焼き」と名付けられたオリジナルのお好み焼きだ。
キャベツの中心をくぼませ、卵を入れる

店長の小杉篤範さん(43)がヘラで生地を広げ、キャベツをのせる。ここからが独特だ。キャベツの中心をくぼませ、卵を入れる。その上に香味ラードで焼いた麺をかぶせるように置いた。豚肉にはトントロを使用。再び全体にラードをかけて3、4分焼き、最後にソースをかけて、カイワレダイコンや刻んだ大葉をどっさりのせる。

小杉篤範さん
ソースの香ばしさに食欲をそそられる。口に含んでみると、とろっとした半熟卵と、パリパリの麺がまざり合う食感がたまらない。カイワレダイコンとの相性も抜群だ。
広島県内には、半円形が特徴の「呉焼き」(呉市)、砂肝やイカ天を入れる「尾道焼き」(尾道市)など、個性豊かなお好み焼きがそろう。小杉さんは「いろいろ試してほしい。多くの人に食べてもらい、ここの地名(国泰寺)が広まればうれしい」と話す。
こちらもオススメ…丸ごと桃タルト

シロップでコンポートされた「丸ごと桃タルト」
スイーツには、カフェ「CHOUECCHA(シュエッチャ)」の「丸ごと桃タルト」(1430円)をおすすめしたい。その名の通り、桃をまるまる1個使い、カスタードを入れた。シロップでコンポートし、鮮やかな色を保っている。「タルトも全て自家製です。旬を味わってほしい」と店長の後藤周佑さん(27)。桃のみずみずしい甘さが、夏の暑さをしばし忘れさせてくれた。
※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。
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国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。
花子 国泰寺本店
広島市中区国泰寺町1の3の14
午前11時~午後2時、午後5時~10時半。日曜、祝日定休
詳しくは ウェブサイト で。
CHOUECCHA
広島市中区国泰寺町1の5の1
午前9時~午後6時。金曜定休
詳しくは ウェブサイト で。