戦線で活躍するカナダ出身のドローンオペレーター:ロシア軍ドローンを迎撃

カナダ人オペレーターが敵機を迎撃

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2025年3月、ウクライナの戦場でロシア軍と戦うカナダ人ドローンオペレーターが飛行中の敵ドローンを迎撃。その様子をとらえた動画はオンライン上で大きな話題となった。

「ビジネスインサイダー」によるインタビュー

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その後、ニュースサイト「ビジネスインサイダー」はこのオペレーターにインタビューを行い、敵ドローンを空中で撃墜したことの意義について尋ねた。

コードネーム「ブッチャー」

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このドローン操縦士はコードネーム「ブッチャー」を名乗っているが、安全のため実名は公表されていない。ブッチャーは「ビジネスインサイダー」に対し、外国人ドローンオペレーターとして初となる敵機撃墜を「切望していた」と語っている。

画像:X @UAMyasnyk

数ヵ月におよぶ訓練

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ブッチャーは数ヵ月にわたって様々なドローンを運用する訓練を行ったが、おもな目標は防空だった。その結果、外国人志願兵でありながら、初めて飛行中のロシア製ドローン「ランセット」を撃ち落とすに至ったのだ。

戦闘の様子をとらえた動画

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3月9日、ブッチャーは自身のXアカウント上に15秒間の動画を投稿、初の迎撃ミッション成功を報告した。ターゲットとなったのはロシア軍が運用する徘徊型の使い捨てドローン「ZALA ランセット」だったとされている。

画像:X @UAMyasnyk

「人命を救った」

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公開された動画には、「数ヵ月にわたる訓練と努力の結果、今日、オペレーターとして初めて敵ドローン撃墜を達成しました。しかも、敵機はランセットであり、人命を救ったのです」というコメントが付されていた。

画像:X @UAMyasnyk

徘徊型ドローン「ZALA ランセット」とは?

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『キーウ・インディペンデント』紙が2023年に伝えたところによれば、徘徊型ドローン「ZALA ランセット」はロシア軍が戦場で運用している兵器の中でも、とりわけ有効なものだという。当時、このドローンドイツ製戦車レオパルトや西側製の榴弾砲、さらには防空システム「S-300」を破壊するという戦果を挙げていた。

画像:Wiki Commons By Nickel nitride, Own work, CC0

砲兵システムに対して有効

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また、『フォーブス』誌は2024年11月に公開された記事の中で、ランセットは射程距離が最大40キロメートルにおよぶ長距離兵器だと指摘。ウクライナ軍の砲兵システムに対して特に効果的だとした。

ランセットはどのように使用されているのか?

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同誌いわく:「ランセットはZALA偵察用ドローンとともに、追尾・攻撃チームによって使用されている。これらのドローンを用いて対象地域における標的の位置を特定し、その後、ランセットが発射される流れだ」

偵察用ドローンとの連携

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同誌はさらに、「偵察用ドローンはランセットをジャミングから守るための、空飛ぶ無線中継機としても機能しうる。さらに、上空から味方の作戦を監視し、敵の損害を評価した上で、追加攻撃を行うかどうかを判断するのだ」と説明している。

ウクライナ軍の迎撃用ドローン

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しかし、ウクライナ側はロシア軍の偵察用ドローンやランセットをはじめとする徘徊型ドローンに対抗するため、画期的な手段を開発した。敵ドローンを探知し、空中で撃墜するための迎撃用ドローンだ。

迎撃用ドローン開発はいつ始まったのか?

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『フォーブス』誌が2024年7月に公開した記事によれば、ウクライナは2024年4月に迎撃用ドローン開発計画をスタートさせたらしい。当時、ウクライナ政府はロシアに対抗するためにハイテク企業を結集し、「Brave 1」プラットフォームを立ち上げたところだった。

迎撃されるロシア軍ドローン

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ウクライナの迎撃用ドローンは2024年後半から2025年にかけて、ネット上に姿を見せるようになった。たとえば、2024年8月にはウクライナの活動家セルヒー・ステルネンコ氏が公開した動画によって、迎撃されるロシア軍ドローン115機の様子が明らかになっている。

画像:Telegram @ssternenko

ブッチャーの動画が注目された理由

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現在、ウクライナ軍では多数のドローンオペレーターが空をにらみ、敵ドローンの探索にあたっている。ブッチャーはそのひとりだったわけだが、彼の動画はウクライナの迎撃用ドローンが効果的であることを示すものとして、とくに注目を集めた。

画像:Bluesky @thewoodsyone.bsky.social

何が映っていたのか?

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「ビジネスインサイダー」によれば、ブッチャーが公開した動画には、彼の操縦する迎撃用ドローンが敵のランセットに肉薄する様子が映っていたとのこと。

画像:X @UAMyasnyk

2種類の迎撃方法

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ドローンの迎撃にはターゲットを直撃して破壊する「キネティックキル」と、近距離で自爆し相手を巻き込む「近接迎撃」がある。ブッチャーが行ったのは後者であり、標的となったランセットはダメージを受けて墜落したようだ。

ウクライナの戦場では日常的に起きている

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このような「近接迎撃」はウクライナおよびロシアの両者が行っていると見られ、現代戦の舞台となったウクライナでは日常的に起こっているようだ。

画像:X @UAMyasnyk

「猛スピードの追いかけっこ」

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ブッチャーいわく、戦場では「すべてがとてつもないスピードで進化」している。新たな技術や戦術、システムを開発し、実用化に漕ぎつけても、ロシア側も対策に乗り出すため、「猛スピードの追いかけっこ」になっているのだ。

ブッチャーの経歴

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カナダではシェフとして働いていたブッチャーだが、2023年にウクライナを訪問。兵士向けの食事を提供するボランティア団体に参加した後、ドローンに関するNPO「ワイルド・ホーネッツ」に移り、戦闘用ドローンのスキルを身に着けた。さらに、戦場で任務をこなすための訓練を受け、現在はドネツク州に派遣されている。

画像:Bluesky @thewoodsyone.bsky.social

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