北朝鮮製の兵器がウクライナの戦場に登場:効力のほどは?
戦線にお目見えした北朝鮮の兵器

最近、ソーシャルネットワーク上で公開された画像によって、ロシア軍部隊の一部が風変わりな北朝鮮製兵器を使い始めたことがわかり、軍事アナリストらの注目を集めている。一体、どのような兵器で、なぜ重要なのだろうか?
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北朝鮮がロシアに特異な迫撃砲を供与?

ウクライナの軍事ニュースサイト「Militarnyi」をはじめとするメディアはTelegram上で公開された画像について、北朝鮮が特異な迫撃砲をロシアに供与したことを示唆するものだと報じている。
北朝鮮製の60ミリメートル迫撃砲

軍事ブロガーらが公開した画像には、ロシア軍第76親衛空挺師団に所属する空挺兵らが北朝鮮製の60ミリメートル迫撃砲を使用する様子が写っていたようだ。
画像:Telegram @milinfolive
クルスク州での戦闘を通じてロシアに供与された?

この迫撃砲システムは同空挺師団がロシア領のクルスク州で北朝鮮軍部隊と共闘した際に、北朝鮮兵から供与されたものだと見られている。
画像:Telegram @milinfolive
クルスク州で60ミリメートル迫撃砲を使用していた北朝鮮軍部隊

北朝鮮ニュースを専門に扱うウェブサイト「NK News」によれば、ウクライナ軍の情報機関は以前、クルスク州に派遣された北朝鮮軍部隊が60ミリメートル迫撃砲を使用していると報じたことがあるという。
画像:Telegram @milinfolive
ウクライナの戦場に出現した北朝鮮製迫撃砲

北朝鮮ウォッチャーのユースト・オリーマンス氏は「NK News」に対し、今回の画像は北朝鮮製の迫撃砲がウクライナの戦場で使用されていることを示す「初の証拠」だと語った。
画像:Telegram @milinfolive
以前から予想されていたこと

ただし、オリーマンス氏いわく、この迫撃砲は北朝鮮軍の特殊部隊にとって主要な装備であり、この兵器がウクライナで使用されていることは画像が公開される前から予想されていたとのこと。
なぜか西側諸国の規格に準拠

同氏によれば、「北朝鮮軍が使用する火砲の口径は多くの場合、旧ソ連の規格に基づいている」というが、60ミリメートル迫撃砲は例外だ。どういうわけか、西側諸国の規格に基づいて設計されているのだ。
ウクライナの戦場には「適さない」?

また、60ミリメートル迫撃砲の有効性は今のところ不明だが、ロシア軍はこの兵器についてウクライナの戦場に「適さない」という結論に至ったようだ。「NK News」が報じている。
以前にも目撃された北朝鮮製の独特な迫撃砲

しかし、ウクライナの戦場に、北朝鮮製の奇妙な迫撃砲がお目見えしたのは今回が初めてではない。以前にも、独特な140ミリメートル迫撃砲システムが目撃されているのだ。
世界的にも珍しい兵器

北朝鮮製の140ミリメートル迫撃砲は世界的に見ても珍しい兵器である。というのも、朝鮮人民軍以外にこの口径を採用している軍隊はまったく存在しないのだ。
画像:Telegram @bmpd_cast
ロシア国内で撮影された140ミリメートル迫撃砲の写真

「NK News」によれば、この140ミリメートル迫撃砲は1980~1990年代にかけて開発されたものだというが、最近になってロシア国内で撮影されたと見られる画像が出回っていた。オリーマンス氏いわく、この画像を通じて、「我々はこの兵器システムをはじめて目にすることとなった」のだ。
画像:Telegram @btvt2019
有用性は「否定できない」

オリーマンス氏は著書『The Armed Forces of North Korea: On the Path of Songun』の中で同国製の140ミリメートル迫撃砲に言及。自走重迫撃砲としての有用性は「否定できない」と指摘している。
画像:Telegram @btvt2019
北朝鮮軍による高い評価

同氏いわく、この140ミリメートル迫撃砲を用いれば、砲兵隊が出動せずとも迅速な射撃支援を行うことができるため、北朝鮮軍は高く評価している。
140ミリメートル迫撃砲の威力

「Militarnyi」によれば、「この兵器は敵兵や砲兵隊、迫撃砲隊、その他の戦術目標に対する使用を想定したもの」であり、隠れた拠点から発射することもできるそうだ。
ウクライナの戦場で効果を発揮しているのか?

140ミリメートル迫撃砲システムがウクライナの戦場で効果を発揮しているのかどうかは不明だが、画像が公開されたことにより、ロシア軍によって使用されていることはほぼ確実視されるようになっている。
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