ウクライナ軍が各地で敵の高価な防空システムを破壊
防空システムを失ったロシア

ウクライナ国家親衛隊は最近、ザポリージャ州でロシア軍の防空システムを構成する対空ミサイル車両を撃破したようだ。
公開された動画

さらに、この戦闘の様子をとらえた動画がウクライナ人ジャーナリスト、ユーリ・ブトゥソウ氏の手によってTelegram上に投稿された。
画像:Telegram @ButusovPlus
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任務に当たった部隊

同氏によれば、任務に当たったのはウクライナ国家親衛隊第27旅団傘下のラザール独立特殊部隊であり、ロシア軍の運用する防空システムS-300Vのミサイル発射装置が破壊されたとのこと。
ロシアにとっては手痛い損失

このミサイル発射装置は高速道路を通じて輸送されていたが、ウクライナ側のドローンに捕捉され、撃破されたようだ。なお、発射装置のコストは4,000万ドルに上ると報じられている。
画像:Telegram @ButusovPlus
「素晴らしい手際」

ブトゥソウ氏は「弾薬がハデに大爆発し、完全に焼け落ちた。素晴らしい手際だ」とコメント。ウクライナの軍事ニュースサイト「Militarnyi」が伝えている。
画像:Telegram @ButusovPlus
ザポリージャ州で運用されていた防空システム

同サイトいわく、この防空システムはザポリージャ州を占領するロシア軍部隊とその施設をウクライナ側の「空襲やミサイル攻撃」から守っていたとのこと。
画像:Wiki Commons By Vitaly V. Kuzmin, CC BY-SA 4.0
対空ミサイルに引火

ウクライナによる攻撃はS-300Vのミサイル発射装置に命中し、これに搭載されていた対空ミサイルが引火。防空システムは大爆発を起こして破壊されたいう。
画像:Telegram @ButusovPlus
次々に破壊されるロシア軍のS-300

「Militarnyi」によれば、「乗り込んでいたロシア兵の安否は不明」だという。なお、ロシア軍のS-300が撃破される様子をとらえた動画は数週間前から相次いで公開されていた。
画像:Telegram @ButusovPlus
高価値目標を破壊

たとえば、7月21日には、ウクライナ軍参謀本部が2つの作戦を成功させ、敵の高価値目標を撃破したと発表。破壊された装備のうちひとつは防空システムS-300Pだった。
ベルゴロド州(ロシア)での作戦

同参謀本部によれば、ウクライナ軍はベルゴロド州(ロシア)で、ロシア軍が誇る防空システムS-300Pをドローンで狙い撃ちしたという。なお、作戦の詳細や映像はTelegram上で公開されている。
画像:Telegram @GeneralStaffZSU
ドローン攻撃を撮影した動画

公開された動画はウクライナ軍の攻撃用ドローンが標的のS-300Pに突入する様子を偵察用ドローンから撮影したものだった。ドローン攻撃によって大爆発が生じたが、ターゲットの被害状況は不明とのこと。
画像:Telegram @GeneralStaffZSU
S-300とは何か?

ロシア製のS-300は航空機やドローンに対処することを目的として開発された一連の地対空ミサイルシステムだ。最新型ではないものの時代遅れにはなっておらず、ウェブサイト「Missile Threat」いわく、巡航ミサイルや弾道ミサイルに対して、一定の防御力を発揮するとのこと。
画像:Wiki Commons By Vitaly V. Kuzmin, CC BY-SA 4.0
S-300Pタイプ

なかでもS-300Pタイプは1960年代後半から1970年代初頭にかけて設計されたものであり、現役で使用され続けている。ただし、すでに製造は行われておらず、ベルゴロド州で破壊されていれば、補充は困難だろう。一方、S-300Vは地上軍向けのモデルだ。軍事ニュースサイト「Army Recognition」が伝えている。
ベルゴロド州で行われたもうひとつの攻撃

ウクライナ軍はベルゴロド州でS-300Pに加え、敵のレーダーシステム「ネボ-M」に対する攻撃も行った。ウクライナ軍参謀本部によれば、この攻撃によってターゲットのネボ-Mは機能不全に陥ったとされる。
画像:Telegram @GeneralStaffZSU
ネボ-Mを狙った作戦をとらえた動画

ウクライナ軍が公開した動画には、ドローンらしきものがネボ-Mに突入する様子がとらえられており、さらにターゲットのアップが映し出された。
画像:@GeneralStaffZSU
どの程度、損傷したのかは不明

ウクライナ軍参謀本部はさらに、付近で運用されていた超水平線レーダー「5N66M」にもダメージを与えたと報告。ただし、ネボ-Mおよび5N66Mがどの程度、損傷を受けたのかは明らかになっていない。
ネボ-Mとは何か?

ウクルインフォルム通信によれば、ネボ-Mは中高度および高高度を飛行する弾道ミサイルを探知するために設計された移動式レーダーシステムで、そのコストはおよそ1億ドルに上るという。
画像:Wiki Commons By Mil.ru, CC BY 4.0
ロシア軍の防空能力を弱体化

一方、ウクライナ軍参謀本部は「こういった連携攻撃によってロシア軍の防空システムは著しく弱体化し、部隊やインフラを守ることができなくなるため、ウクライナ軍部隊は作戦を行ないやすくなる」とした。ウクライナ支援プラットフォーム「United24」が伝えた。
ウクライナ軍にとってのメリット

同参謀本部はさらに、「わが軍はロシア連邦が侵略戦争を遂行し、(ウクライナの)民間インフラを攻撃する能力を削ぐための取り組みを行っており、こういったシステムの損傷は直接的な助けとなる」と説明している。
画像:Telegram @GeneralStaffZSU