オンラインで拡散したトランプ大統領死亡説
トランプ大統領の健康状況とは

いまの時代、SNSでは多くのフェイクニュースが飛び交っており、必ずしも「火のない所に煙は立たない」とは言えない。ちかごろまことしやかにささやかれている「トランプ大統領健康不安説」もそんな情報のひとつだ。
死亡説までささやかれる

最近、X上では #Trumpdead (トランプ死亡)なるハッシュタグまで流通、投稿数は11万5,000回に上った。オンライン情報の格付けサービス「NewsGuard」によると、一連の投稿の被閲覧数は3,500万回にも達したという。
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会見で自ら否定

当然ながらトランプ大統領はこれらの「フェイクニュース」を快く思っていないらしく、9月2日には記者会見で自ら否定してみせる局面もあった。だが、そもそもなぜこういった噂が拡がってしまったのだろうか。
手の甲のあざ

事の起こりは数ヶ月前、トランプ大統領の手の甲の写真が拡散されたことだ。その手はコンシーラーで厚く覆われており、腫れて黒ずんだ様子が糊塗されていた。
握手のしすぎ?

手の甲の黒ずみのことはホワイトハウスも認めており、「度重なる握手に起因する、軟組織の軽度の炎症によるもの」だと説明していた。仏紙『ル・モンド』が報じている。
慢性静脈不全

さらに、ホワイトハウスの医療担当者が7月17日に出した声明では、トランプ大統領は慢性静脈不全を患っており、それが手のあざや足のむくみの原因となっているともされていた。
それほど深刻な問題ではないが

慢性静脈不全は70歳以上の高齢者にはよく見られるもので、79歳になるドナルド・トランプ大統領が罹患していてもおかしくはない。とはいえ、大統領の健康状態に懸念があることも事実だ。ヴァンス副大統領はトランプ大統領のことを「いたって健康」だと断言していたが……
老人性紫斑の可能性も

トランプ大統領のあざについては別の説も存在し、仏紙『ル・パリジャン』は老人性紫斑の可能性を指摘している。加齢に伴って静脈がもろくなった結果、わずかな衝撃でもあざになりやすくなってしまうというものだ。仏医学アカデミーによるとすぐに治癒するものの、「しばしば再発する」ともされている。
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フェイクニュースが拡散

「トランプ死亡説」拡散の裏にはSNSを飛び交う多くの「フェイクニュース」の存在も指摘されている。ある「ニュース」では、ウォルター・リード陸軍医療センター周辺の道路が封鎖されていたことを根拠に、トランプ大統領が同センターに搬送されたと主張していた。
複数の偽情報が確認される

X上ではさらにホワイトハウス前に救急車が止まっている画像も拡散されていた。だが、「NewsGuard」によるとそれは2023年4月のものだったという。同サイトいわく、(トランプ大統領の)「発作の証拠」と称する編集された画像も出回っていたということだ。