潜水艦を最も多く保有している国々

潜水艦には、戦闘機が持つ視覚的な迫力や空母の驚異的な大きさといった特徴は欠けているかも知れない。しかし波の下では、現代の戦争における屈指の威力を誇る兵器なのだ。レーダーから姿を消す能力から「沈黙の艦隊」と呼ばれることも多いステルス艦は、戦略上の航路を掌握し、敵の艦隊を追跡し、大陸を越えて攻撃可能な核ミサイルすら搭載することができる。

艦隊は厳重に守られた国家機密であるため、正確な数を把握するのは難しい。しかし信頼できる推定値から、水中における軍事競争をリードする国々が浮かび上がった。世界的な超大国から新たに台頭しつつある海軍勢力まで、水面下で最も大規模な潜水艦艦隊を率いる国々を見ていこう。クリックして、続きを読もう。

フランス

フランスは、原子力攻撃潜水艦や弾道ミサイル潜水艦を含む約7隻の潜水艦を運用している。潜水艦計画は1950年代にまでさかのぼり、パリは数十年以上にわたる水中での専門知識を有している。

フランス

フランスの潜水艦はステルス性、先端技術、核抑止力を兼ね備えている。本国から遠く離れた海域で活動することの多い潜水艦は、情報任務を支援し、航路を防衛し、フランスの世界的な海軍影響力を維持している。

イギリス

イギリスもまた、原子力潜水艦を中心として約7隻の潜水艦を保有している。冷戦時代の開発に根ざしたこの艦隊は、戦略的な抑止力を提供し、国際的な海軍活動を可能にしている。

イギリス

氷に囲まれた北大西洋から遠洋まで、イギリスの潜水艦は姿も見せず音もなく移動し、必要に応じて攻撃する準備は整っている。抑止力としてだけでなく、重要な航路を防衛し、自国の領海と世界における戦略的な位置でイギリスの領土主権を守っているのだ。

北朝鮮

北朝鮮は、ステルス性と奇襲を目的に設計された小型のディーゼル電気潜水艦を約8隻保有している。これらの潜水艦は、沿岸防衛と一撃離脱戦法に重点を置きながら、敵対する海軍にとって周辺地域の海域を予測不可能なものにしている。

北朝鮮

大きさも技術も限られている同国の潜水艦は、北朝鮮の海岸沿いに発見されることなく潜んでいる。画像はあまりなく、世間が知っているもののほとんどは国際衛星観測によるものだ。

インドネシア

インドネシアは約8隻のディーゼル電気潜水艦を配備し、広範囲にわたる群島と重要なシーレーン(海上交通路)をパトロールしている。これらの潜水艦は、世界でも有数の忙しさを持つ海域を通る貿易ルートを防衛する上で重要な役割を果たしている。

インドネシア

インドネシアの艦隊の多くが現地で整備されており、ドイツなどの他国から中古で入手したものもある。そのステルス性と機動性は狭い海峡や密集した海域での活動を可能にしており、東南アジアにおける重要な抑止力となっている。

ギリシャ

ギリシャが運営する約8隻のディーゼル電気潜水艦は、エーゲ海と東地中海の防衛に重点を置いている。同国の艦隊は、地域の緊張関係を調整し、重要な航路を守る上で重要な役割を果たしている。

ギリシャ

ギリシャの潜水艦は、狭い海域におけるステルス性と敏捷性で知られている。多くの潜水艦が旧式艦を近代化したものであり、紛争地域を静かにパトロールしながら、歴史的に不安定な地域におけるギリシャの戦略的な優位性を維持することを可能にしている。

エジプト

エジプトは約8隻のディーゼル潜水艦を運用しながら、地中海と紅海をパトロールしている。その存在は地域の安定を維持するのに役立ち、潜在的な脅威に対する海軍の抑止力として機能している。

エジプト

エジプトの潜水艦の多くはドイツやフランスから入手されたものであり、近代的な技術と実証済みの信頼性を兼ね備えている。スエズ運河などの航路を防衛し、近隣海域に対してエジプトの海洋上の影響力を静かに誇示している。

コロンビア

コロンビアは、太平洋とカリブ海沿岸において、約11隻の小型ディーゼル電気潜水艦を運用している。沿岸防衛に重点を置く一方で、国の海上航路の確保も担っている。

コロンビア

規模は小さいものの、コロンビアの潜水艦は重要な抑止力として機能しており、周辺地域の海域を監視し、重要なシーレーンの確保に貢献している。また、麻薬戦争においても重要な役割を果たしており、海岸沿いの多くの不法行為をパトロールしている存在でもある。

トルコ

トルコは約12隻のディーゼル電気潜水艦を運用し、地中海、エーゲ海、黒海を静かにパトロールしている。重要なシーレーンを守りながら、戦略的な緊張状態に満ちた地域におけるトルコの影響力を主張している。

トルコ

トルコはこうした潜水艦によって、地域の緊張関係を監視し、貿易路を防衛し、近海に影響力を及ぼすことができるのだ。多くが近代化された艦船であり、水中での強力な存在感を維持するという首都アンカラの決意を反映している。

韓国

北朝鮮の挑発から自国を守るため、韓国はディーゼル電気式の潜水艦を中心に約18隻を配備しながら、周辺海域をパトロールしている。潜水艦の存在は、同半島の混み合った海岸沿いの国家安全保障を強化するものである。

韓国

これらの潜水艦にはステルス性、高度なソナー、精密打撃能力が備えられている。防衛だけでなく、海洋活動を静かに監視しながら、韓国が周辺地域の脅威や予期せぬ侵入に迅速に対応できるようにしているのである。

インド

インドは約21隻の潜水艦を配備し、海上での存在感を高めている。インド洋全域における、信頼できる水中抑止力となっている。

インド

同国の潜水艦は、インドが周辺地域のライバル国を監視し、重要な貿易ルートを防衛すのに役立っている。水中での耐久性が長い原子力潜水艦と、沿岸でのステルス作戦に最適なディーゼル電気潜水艦の両方を所持している。

日本

日本はディーゼル電気潜水艦を中心とした約24隻を運用しており、その中には、水中でのより長い耐久性を実現するために空気独立推進を備えた先進的な潜水艦であるそうりゅう型潜水艦も含まれている。これらの潜水艦は、自国領海の防衛と重要な太平洋航路の警備に重点を置いている。

日本

魚雷と対艦ミサイルを装備した日本の潜水艦は、ステルス性と精密性を兼ね備えている。最新のソナーと推進システムにより、長時間の巡回が可能なため、周辺地域の活動を監視し、日本の海上安全保障を維持しているのである。

イラン

イランは約25隻の潜水艦を運用しており、そのほとんどがステルス性に優れ短距離作戦用に設計された小型のディーゼル電気潜水艦である。ペルシャ湾の防衛と、戦略上の重要な海上交通路の防衛に重点を置いている。

イラン

その多くが待ち伏せ、機雷敷設、迅速な攻撃が可能な小型または中程度の重量の潜水艦である。こうした潜水艦の存在により周辺地域での海上作戦が複雑になり、技術的な限界にもかかわらずイランが影響力を主張することを可能にしている。

中国

中国は原子力潜水艦とディーゼル電気潜水艦を合わせた、約61隻の潜水艦を運用している。急速に拡大するこの艦隊はシーレーンを確保し、アジア全域、そしてそれ以遠への影響力を主張するという首都北京の目標を反映したものだ。

中国

現代の中国の潜水艦には、長距離攻撃やステルス作戦が可能な弾道ミサイル型のものや高度な攻撃艇が備わっているものが存在する。潜水艦の数と技術の増加は、中国が周辺地域のライバル国に挑戦し、海軍の影響力の範囲を広げたいという野心を浮き彫りにしたものである。

ロシア

ロシアは、原子力潜水艦とディーゼル潜水艦を合わせた、およそ63隻の潜水艦を保有している。国防を支えている同国の艦隊は、海洋を静かにパトロールしながら、世界中に力を誇示しているのである。

ロシア

ロシアの潜水艦の特徴は、ステルス性と戦力だ。弾道ミサイル、巡航ミサイル、先進的な魚雷を装備しており、抑止力としてだけではなく、積極的な戦力としての役割も果たしている。

アメリカ合衆国

約70隻の潜水艦を保有するアメリカ合衆国海軍は、世界最大かつ最先端の艦隊を運用している。原子力攻撃潜水艦と弾道ミサイル潜水艦を組み合わせながら、世界中に追随を許さない活動範囲を展開している。

アメリカ合衆国

「沈黙の艦隊」として知られるアメリカ合衆国の潜水艦は、水中で数か月間もステルス作戦を展開する。原子力攻撃潜水艦は、敵の艦艇を追跡しトマホークミサイルを発射できる一方で、弾道ミサイル潜水艦は核弾頭を搭載している。

出典:(World Population Review) (Global Firepower) (Statista)