静まりかえった万博最寄り駅…閉幕から一夜明け、会場外で名残惜しむ人の姿も

万博閉幕から一夜明け、関係者以外の姿が見えなくなった大屋根リング=14日午前9時13分、大阪市此花区(安元雄太撮影)

184日間にわたり大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催された2025年大阪・関西万博は14日、閉幕から一夜が明けた。会場内では撤収作業の一環で入構したとみられる車両が行き交い、最寄りの大阪メトロ夢洲駅の近くでは、昨日までとは打って変わって静まりかえった万博会場を敷地外からカメラに収める人の姿がみられた。パビリオンなどの建物は今後、解体される。

撤収作業のためにマレーシア館に横付けされたとみられるトラック=14日午前、大阪市此花区

閉幕後の会場の様子が気になって訪れたという京都市右京区の会社員、大江眞さん(52)は「人がいない万博は見たことがなかった。まだ閉幕を受け入れられず、実感が湧かない」と話し、静まりかえった会場の様子を敷地の外から撮影していた。

人の姿がまばらとなった万博会場最寄りの大阪メトロ夢洲駅

会期中に会場内の飲食店で働いていたという女性(47)は「(昨日の閉幕後は)深夜1時くらいまでスタッフ同士で雑談していた。みんな終電を逃してタクシーで帰宅した。いろんな思い出ができた」と明かし、朝から散策していた。

会場に直結する大阪メトロ中央線は14日からダイヤを大幅に縮小。万博期間中は上下線各370本以上が2分半から6分の間隔で運行していたが本数を半分以下に減らし、間隔も最長で20分に広げる。

会場は更地に戻し、跡地は令和10年2月末までに大阪市に返還される。

シンボルの大屋根リングは北東部約200メートルを現状の形で保存、市営公園として整備される予定になっている。