面倒な「栗の鬼皮」がスルスルむける攻略法。“冷凍+熱湯の合わせ技”がポイント!

今が旬の栗。秋の味覚と聞いたら、まず栗をイメージするという人も多いのではないでしょうか? 今回は、農家の娘として旬の野菜レシピを発信するセリナさんが、おいしい栗の選び方や保存方法、面倒な皮むきの簡単な方法についてご紹介します。

がんこな栗の「鬼皮」もスルッとむける

【写真】栗のおしりに切れ込みを入れる

1:栗の旬と基本情報

栗の旬は9~10月。まさに秋の味覚です。じつは私たちが食べている部分は果肉ではなく、「種」に当たる部分。栄養が豊富で、昔は非常食とされていたほど。

ほんのり甘くてホクホクとした食感が魅力の栗は、秋の食卓に欠かせない存在。ゆでたり焼いたりするのはもちろん、スープやおかず、スイーツにアレンジもしやすい万能食材です。

2:意外と簡単!栗の「鬼皮むき」のコツ

おいしい栗ご飯やスイーツを楽しむには、まず「鬼皮むき」がひと苦労…と感じていませんか?

でもじつは、ちょっとしたコツで、固い鬼皮もスルッとむけるようになるんです。

●おすすめは“冷凍+熱湯”の合わせ技

(1) 栗を洗い1時間ほど水につけた後、水気をしっかりふき取る。

※水につけることで、中に虫がいた場合、取り除くことができます。また、水に浮いた栗は中身が乾燥していて鮮度が悪い場合があるので、使用しないことをおすすめします。

(2) 保存袋に入れてひと晩冷凍庫へ

(3) 冷凍のまま、熱湯に5〜10分ほどつける。

(4) 栗のおしり(下の方)に包丁で切れ目を入れてむくと、手で鬼皮がスルッとむけます。

鬼皮のあとに渋皮もむきたい場合は、もう一度熱湯に少しつけておくとやわらかくなってむきやすくなります。

それでもむきにくい場合は、無理をせず包丁で優しくこそげ取ってください。栗の種類や鮮度によって、むきにくい場合もあります。渋皮をむいた栗は、水につけておいてくださいね。

むいた栗は傷みやすいので、できるだけ早く使用しましょう。

3:おいしい栗の選び方と保存方法

せっかくなら、ほくほく甘い栗を選びたいですよね。新鮮でおいしい栗を見分けるために、買うときにチェックしたい4つのポイントをご紹介します。

・ハリとツヤがある

表面がしっとりつややかで、ハリのあるものは新鮮な証拠。皮がカサついていたりシワっぽい栗は、鮮度が落ちている可能性があるので避けましょう。

・ふっくらしている

全体がふっくらと丸みを帯びている栗は、中身がしっかりつまっていておいしいです。

ずっしりと重みがある

同じ大きさなら、重みのある栗を選ぶのがポイント。軽い栗は収穫から時間が経ち、乾燥している可能性があります。

・穴があいていない

鬼皮に穴があいているものは、虫が入っている可能性があるので注意してください。

●保存方法

・生栗の場合

栗は洗って水気をしっかりふき取り、新聞紙で包んでからポリ袋に入れます。冷蔵庫のチルド室で保存すれば、鮮度を保ったまま1週間ほど保存可能です。新聞紙は2~3日に1度交換してくださいね。

・むき栗の場合

渋皮をむいた栗は、まずたっぷりの水に10分ほどつけてアク抜きをしましょう。その後、水気をよくふき取り、冷凍用保存袋に入れてしっかり密閉し、冷凍庫へ。

冷凍保存では栗が乾燥しやすくなるので、乾燥を防ぎたい場合は、栗の重さの約2割の砂糖をまぶしてから冷凍しましょう。砂糖を軽くもみ込むことで、冷凍中のパサつきを防ぐことができます。程よく甘味も増すため、このまま栗ご飯に使うのもおすすめですよ。

しぶとい鬼皮も、ちょっとした工夫でスルッとむけます。手間を楽しみに変え、おいしい選び方を学んで、秋の味覚を存分に味わってくださいね。