所ジョージ、20代で購入した唯一の『ポルシェ』は母が完済 愛車の思い出を振り返る
タレントの所ジョージさん(70)が、事務所兼ガレージである『世田谷ベース』で、現在所有している愛車のオリジナルカスタムのこだわりを明かすとともに、過去の愛車の思い出を振り返りました。
自他ともに認める“芸能界の車王”である所さん。私生活で車遊びを楽しんでいる姿を雑誌、テレビ、動画配信など様々なメディアで公開。また、20年前、事務所新設のために更地を手に入れ、自分のアイデアを生かして事務所兼ガレージである『世田谷ベース』を建てました。
■所さんにとって唯一の『ポルシェ』は母が完済
これまでの愛車の台数は覚えていないという所さんですが、事前リサーチで判明した所さんの愛車は全84台。アメリカ車33台、欧州車29台、日本車22台と、多種多様な車を所有していたといいます。
話題はBMWについての遍歴に。「かみさんは元々『BMW320』に乗っててオレンジ色の、20代のとき。そこから“318”出て、そのあとに“350”乗って、そのあと“B10”乗って。かみさんがBM乗ってる時には、俺は“コルドバ”っていう『クライスラー コルドバ』、フルサイズで誰も買わないような車。耳のところだけレザートップになってて、おじさんが乗るみたいな。それをケツこんな上げて、こんな太いタイヤ履いて、かみさんなんか『絶対乗んないこんなの』って言ってた」と明かした所さん。
妻のBMWも運転したそうで「かみさんはオレンジ色がエレガントなんて言ってたけど、今考えると派手でどこがエレガントなんだよって。しょうがないから“コルドバ”気に入ってたんだけど、新宿でも一回ボンネットが燃えちゃったから『いらないや』って言って、それを手放して、借金してかみさんに合わせてポルシェ買いましたよ」と、20代でポルシェを購入したことを明かしました。
所さんは「『911』の黄色買って、ローンで170万円ぐらい残ってたの。ローンはあの頃、何%も金利高いじゃん。それを実家の茶の間の机の上に置いておいて、うちのお袋が『こんなに利息ついちゃうの?』なんて言って、『しょうがないじゃん』って言ったら、『じゃあ私が立て替えてやるよ』って。それでおしまい。返さない、返すわけないじゃん」と、所さんにとって唯一の“ポルシェ”は母に完済してもらったことを明かしました。
そして「その頃はまだ手元にそんなにお金がない頃だから、タイヤ取り換えるのも取り換えられないから、ツルツルのタイヤで乗ってたよ。でもポルシェはすごいよね。かみさんの実家が福島なんだけど、全開で帰れたよツルツルのタイヤで。ポルシェは性能がいいんだなと思った。福島行くじゃん、朝方着くんだよ。こっちで仕事して、かみさんが実家にいるから、福島へバァーっと。その頃は常磐道もないから、下道だよずっと。朝方着いて、お義母(かあ)さんが布団用意してくれて、起きたらすぐにおはぎでも食べられるようにって、枕元におはぎを置いてくれたんだよ。目が覚めたらここにおはぎがあったから『死んだんだ・・・』って思った」と、冗談を交えながら当時の思い出を明かしました。
■“宝石”と称賛の『ダッジ コロネット コンバーチブル』

『ダッジ コロネット コンバーチブル』 日テレNEWS NNN
この日、世田谷ベースに保管されていた愛車は11台。
登場したのは、1966年式の5代目モデル『ダッジ コロネット コンバーチブル』です。ボディーデザインは直線的かつリアに向かうコークボトルラインが特徴のアメリカ車らしいオープンカー。所さんマニアにとっては、おなじみの1台であるといいます。
ポイントについて、所さんは「ハードトップってあるじゃん。2ドアのハードトップは窓閉めると“Bピラー(ゴム)”が出るのね、あれダサいから。鼻で言えば鼻毛が出てるみたいなもんだから。だから、とめる時は必ず後ろ(の窓)も開けなきゃだめ。ここのハードトップが開いてるからかっこいい。まあ、(窓)開けてとめてる人は中々いないけどね。後ろなんか窓もチャックで開くから。天気のいい日はこんなのが気持ちいいじゃん」とこだわりを明かしました。
また、エンジンルームにもこだわりがあるそうで「このインジェクションを感じさせない作り。そして無駄な配線を一つも残さない作り。こんなん憧れでしょ。アメリカの車の見本だね、こうキレイにしてください。インジェクションっていうとでっかいカバーがのりそうでしょ? いろいろコンピューターつきそうでしょ? こんなさっぱりできるんだよ」と語った所さん。
さらに、これだけホイールベースが長く、ローダウンしているにもかかわらず全く擦ることがないそうで「前はね、このホイールじゃなくてノーマルのホイールだったから、もっと車高低かったの。それでも擦んなかったから“奇跡の車”だなと思って。長さとこう(高さの)バランスがいいんじゃない? どこも擦んないの」と語り、続けて「(フロント)ガラスにやや緑色が入ってんのがかっこいいんだよね。宝石だよ宝石」と絶賛しました。
■趣味である『サーキットでのスポーツ走行』のためにオリジナルカスタム

『メルセデス・ベンツ SLS AMG』 日テレNEWS NNN
近年、所さんの趣味の一つとなっているのが、サーキットでのスポーツ走行。
そのためにカスタムしたという愛車が、2010年に日本へ導入されたスーパーカー『メルセデス・ベンツ SLS AMG』です。デザインのモチーフは名車“300SL”で、ベンツのチューニングを手がけるAMGが初めて完全独立開発したモデル。性能もすさまじく、最高時速は317キロを記録しているといいます。
カスタムについては「熱を全部やってくれるし、オイルも沸点の高いオイルをいれるんだけど、これはどんなに走ってても潰れない。富士(スピードウエイ)でよく潰れちゃってる車あるじゃん。あれはブレーキのせいだよ」と語った所さん。
ロールバーのカスタムにも手間がかかっているそうで「これね大変なんだよ。今の車は全部センサーがついてるでしょシートにも。シート取り換えるだけで何時間もかかんだよ。衝突したときにロールバーでるようになってんじゃん。そういうのも外すのも『あなたロールバーちゃんとしてますよ』って(センサーに)ウソつかないといけないの。センサーに『ちゃんとしてますよ』っていう違うものくっつけとかなきゃいけないから」と語りました。
また、ボディーのデザインも所さんのオリジナルだそうで「朝イチ東京を走るでしょ。青山通りなんか、拍手されるからね。俺を見てじゃなくて車を見て。でもね、こういうのにしてから、安全運転になったよね。売ってる車で走ってるときは『俺の車の方がいいんだ』っていう気持ちになるじゃん。ところが、コース行くと全然ダメだってことがわかったんで、これは素晴らしいじゃん。これ乗ってると『はいはい、どんどんみなさん行ってください』って感じになる」と愛車への愛を語りました。
■エンジンルームを手作業でカスタム『プリムス ロードランナー』

左から『プリムス ロードランナー』、『メルセデス・ベンツ SLS AMG』 日テレNEWS NNN
長いこと所有しているというのが『プリムス ロードランナー』です。1968年に登場し、手頃な価格で大ヒットしたマッスルカー。オリジナルは簡素な作りの車ですが、所さんオリジナルのカスタムで、旧車の皮をかぶったハイテクカーに変身しています。
この愛車について「これ40年ぐらい前にアメリカで2万ドルだったかな。その頃は360円ぐらいの気持ちでいるから1ドル、『おまえには買えないよ』って言われたの。『いくら?』って言ったら『2万ドル』って『安!』なんて。これディーラーにあったやつを持ってきたの。飾ってあったのキレイにレストアして、当時黄色だったの。黄色で持ってきたんだけど、飽きちゃったから、これは“ベイビーシットイエロー”にしようと思って。ノーマルで乗ってればいいんだけど、ハンドルはでかいから、ちっちゃいのにしよう。あと、シフトノブも鹿の角にしちゃおうと思って」と、こだわりのカスタムを語りました。
■愛車の数々、子どもや孫から興味も持たれず・・・

世田谷の街のドライブ 日テレNEWS NNN
オープンカー『ダッジ コロネット コンバーチブル』に乗って世田谷の街をドライブすることに。
車の販売業者が多く集まる環状八号線を走っていると「車店を見て止まったりすることがあるのか」という話題に。所さんは「かっこいい車があれば見るけどないからね。でも面白い車は見るんで、例えばこの先に行くと介護用とかいろんなのあるから、それはどうなってんのかなって見る。だから、女の子が原宿でウインドーショッピングするのと同じ」と語りました。
また、子どもは車には興味がないそうで「(興味)ないね。女の子だから。でもかっこいいとは思っているみたいよ。なんでジイジ(所さん)の車を造んないんだろうとか言ってるよ。孫もあんま興味ないんじゃない? みんな女の子。(男の子いないから車は)もうゴミだよね、ゴミ」と冗談交じりに語りました。
最後に、車とは「自転車」であると、冗談交じりに明かした所さんですが「考えたことないもんな。本当にかっこいいか、かっこ悪いかは自分のジャッジで、気に入ってる、気に入っていないだけの話でいいんだと思う。答えてってないの。だって人の暮らしなんて答えないんだから、だから答えなんてどこにもないの」と熱い思いを語りました。
(11月15日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)