地球上で最も「安全で治安のいい」国や地域ランキング:ワースト10とベスト10
- 「世界平和度指数(GPI:Global Peace Index)」
- 163の国や地域を対象に平和度を分析
- 「社会の安全性と治安」分野
- 「社会の安全性と治安」ワースト10とベスト10
- ワースト1位:南スーダン
- ワースト2位:イエメン
- ワースト3位:アフガニスタン
- ワースト4位:コロンビア
- ワースト5位:コンゴ民主共和国
- ワースト6位:エリトリア
- ワースト7位:中央アフリカ共和国
- ワースト8位:イラク
- ワースト9位:マリ
- ワースト10位:ベネズエラ
- 「社会の安全性と治安」ベスト10
- ベスト1位:シンガポール
- ベスト2位:アイスランド
- ベスト3位:ノルウェー
- ベスト4位:スイス
- ベスト5位:フィンランド
- ベスト6位:デンマーク
- ベスト7位:日本
- ベスト8位:スロベニア
- ベスト9位:カタール
- ベスト10位:韓国
「世界平和度指数(GPI:Global Peace Index)」

「経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)」はオーストラリアのシドニーに本社を置くグローバルシンクタンクだ。2007年から毎年、世界の国や地域別の平和度ランキングを作成、発表している。本ランキングは「世界平和度指数(GPI:Global Peace Index)」として、さまざまな国際機関で参考にされている。
163の国や地域を対象に平和度を分析

同団体は世界人口の99.7%を占める163の国や地域を対象に調査を行い、「社会の安全性と治安」「進行中の国内・国際紛争」「軍事化」からなる3つの領域と、その領域のいずれかに分けられる23の指標をもとに平和度の分析を行っている。
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「社会の安全性と治安」分野

3つの領域のひとつである「社会の安全性と治安」は、犯罪率の低さ、テロ活動や暴力的なデモの少なさ、近隣諸国との調和のとれた関係、安定した政治情勢などを基準としている。スコアは1に近いほど安全で5に近づくほど安全ではないとされる。
「社会の安全性と治安」ワースト10とベスト10

2024年に発表された最新版ランキングでは、日本は前年の2位(1.272)から7位(1.336)にランクを落とした。今回は、GPIの「社会の安全性と治安」のワースト10とベスト10の国や地域をみてゆこう。
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ワースト1位:南スーダン

まず、治安の悪い国や地域のワースト10を見てゆこう。1位はアフリカの南スーダン。2011年に独立しを果たした南スーダンは現在も世界最貧国のひとつで、政情不安が続いている。部族間の争いに加えて強盗や殺人といった犯罪率も高く、日本の外務省による「渡航中止勧告」対象地域のひとつとなっている。
ワースト2位:イエメン

ワースト2位は中東のイエメン。イスラム過激派組織によるテロや誘拐事件が相次いでいるほか、イエメン政府と反政府勢力の争いが継続している。最貧国リストでは4位となっている。
ワースト3位:アフガニスタン

2021年にタリバンが政権を掌握して以来、アフガニスタンでは人権状況が悪化の一途をたどっている。とりわけ女性や少女は雇用機会や進学機会を奪われ、公共の場所へのアクセスも禁じられるなど社会で居場所を失いつつある。
ワースト4位:コロンビア

コロンビアは世界有数のコカイン生産国として知られ、多くの麻薬カルテルが政府と抗争を繰り広げている。テロや誘拐、殺人事件などの犯罪率も高く、外務省による渡航中止勧告の対象となっている。
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ワースト5位:コンゴ民主共和国

アフリカ大陸で第2位の面積を誇る大国で地下資源にも恵まれたコンゴ民主共和国だが、政府と反政府組織との激しい衝突により治安が悪化し、今年に入ってから約3,000人が命を落としたとされる。
ワースト6位:エリトリア

長期にわたる内戦を経て1993年にエチオピアから独立を果たしたものの、エチオピアとの国境紛争が続いているエリトリア。電気や水道といった生活インフラも脆弱で、国民生活は厳しい状況に置かれている。
ワースト7位:中央アフリカ共和国

中央アフリカでも現政権とその打倒を目指す武装勢力の間で襲撃や衝突が続き、治安状況は極めて不安定となっている。外務省は全土からの「退避勧告」を行っている。
ワースト8位:イラク

1980年のイラン・イラク戦争、2003年のイラク戦争など度重なる紛争や経済制裁などにより、社会インフラの整備が遅れているイラク。テロや誘拐などの事件にも注意が必要だ。
ワースト9位:マリ

首都バマコを除き全土で「退避勧告」が出されているマリ。国軍の兵士による武力政変の発生、イスラム過激派組織によるテロ攻撃などが起こっている。
ワースト10位:ベネズエラ

ベネズエラは中南米でもとくに治安の悪い国の一つとされる。近年は減少傾向にあるものの、殺人や強盗、誘拐といった凶悪犯罪の発生率は依然として高く、与野党の対立や燃料不足といった社会不安を抱えている。
「社会の安全性と治安」ベスト10

次は、「経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)」が発表した「社会の安全性と治安」ベスト10の国や地域を見てゆこう。
ベスト1位:シンガポール

前年の4位からトップに躍り出たシンガポール。小国で政府による犯罪に対する取り締まりが行き届いていること、また、国民一人当たりのGDPが世界トップクラスで生活水準が高いことも治安の良さの理由となっている。
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ベスト2位:アイスランド

犯罪率が低く、治安の良さで知られるアイスランドは「社会の安全性と治安」ランキングでつねに上位入りを果たしている。ただし、火山噴火などの自然災害の発生には注意が必要。
ベスト3位:ノルウェー

北欧の国ノルウェーも高い政治安定性や充実した福祉制度などにより、犯罪発生率が低い国の一つとなっている。ただし、窃盗件数は高いため、旅行で訪れる際は荷物に気を付けよう。
ベスト4位:スイス

ヨーロッパの中でも治安の良い国として知られるスイス。ネスレなど世界的企業が拠点をおく経済大国で、一人当たりのGDPも世界トップレベルだ。
ベスト5位:フィンランド

フィンランドは教育格差が限りなくゼロに近く、女性の社会進出度も高い平等国家として知られる。国連が発表する「世界幸福度ランキング」でも5年連続1位に輝いている。
ベスト6位:デンマーク

北欧から4つの国が「社会の安全性と治安」トップ10入りを果たした。北欧諸国では高い税金が課される一方、社会福祉が充実しており貧困者が少なく、犯罪発生率が低く抑えられている。
ベスト7位:日本

日本は「社会の安全性と治安」で7位にランクイン。前年の2位からダウンしたものの、アジアではシンガポールに続き第2位となっている。
ベスト8位:スロベニア

中央ヨーロッパに位置する人口約200万人のスロベニアは、1991年にユーゴスラビアから独立した比較的新しい国家。政治経済が安定し、観光業も盛んだ。
ベスト9位:カタール

世界で最も安全な国のひとつとされるカタール。石油産出国として国全体が裕福で、当局も治安維持に積極的に取り組んでいる。ふだんの生活をする中で犯罪等の危険を感じることはないとされる。
ベスト10位:韓国

韓国も日本とほぼ同じレベルで治安がよく、夜遅くの外出や女性の一人歩きもできるとされている。
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