今が旬の「寒ブリ」産地で明暗なぜ? 能登で豊漁も…富山・氷見で不漁に
今が旬の「寒ブリ」。去年は各地で豊漁でしたが、今年は産地で明暗が分かれているといいます。富山県氷見市では、いまだ「寒ぶり宣言」が出せない事態になっています。その原因とは?
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口に入れた瞬間、上品な脂が広がる“冬の味覚”。冬の寒い日には、ブリしゃぶであたたまるのも…。都内の回転寿司店でも、今が旬の寒ブリを、9日のおすすめネタにしていました。

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金沢まいもん寿司 首都圏エリア部長 小池寿夫さん
「石川から届きました、能登の天然寒ブリですね。非常に脂のりと身の締まりが抜群なので」
旬を迎え、これからますますおいしくなる寒ブリ。
お客さん
「口にとろけるような感じの寒ブリを食べられて幸せです」
■能登で500本もの特大寒ブリ…過去最高額も
旬を迎え、これからますますおいしくなる「寒ブリ」。しかし、その「寒ブリ」が今年、産地によって明暗が分かれています。
石川県内各地の魚が集まる市場。中でも目を引くのは、能登で水揚げされた、500本もの特大寒ブリです。傷がなく脂がのった重さ14キロ以上のブリは、最高級ブランド「煌(きらめき)」に認定されます。
値段は、過去最高額に並ぶ400万円。
「これが復興の能登寒ブリ!日本一や」

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■去年は“ブリラッシュ”今年は“10分の1”に
能登では大きなブリがよくとれているという一方、今年、不漁なのが富山県の「氷見」。9日朝、市場を訪ねると…。今が旬のはずなのに、なかなかブリが見当たらず。
氷見では8キロ以上の脂がのったブリを「ひみ寒ぶり」としてブランド化して全国に出荷。去年のこの時期は連日、1日1000本以上を水揚げ、“ブリラッシュ”にわいていましたが、9日の水揚げは、その10分の1ほどの106本にとどまっています。
この状況に、氷見の鮮魚店が心配していたのは…。
鮮魚次郎屋 狩野次郎さん
「『“寒ぶり宣言”まだ?』って、お客さんから何件も問い合わせありますね」

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本格的なシーズン到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」。去年は11月20日に寒ぶり宣言が出されましたが、今年はまだ出ていません。
観光客がこれ目当てに訪れる「ひみの寒ぶり」。あまりに数が少ないため、地元の飲食店でも入荷ができないほど。
9日の刺身の価格は3900円ですが、仕入れ値の高騰を考えると…。
魚のレストラン番屋亭 山本貴弘料理長
「6000円近くもらわないといけない。(刺身)1切れで1200円から1300円。果たしてお客さんが納得するのか」

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■冬のこの時期に…南下するブリが減少
今の価格では“赤字”に。いったいなぜ、今年は産地によって明暗が分かれているのか。
専門家によりますと、日本海に生息するブリは、春にエサを追って北上しますが、 今年は去年よりその数が少なく、冬のこの時期に南下するブリの量が減っているといいます。

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さらにブリが向かう方向にも変化が…。
去年は氷見など富山湾の奥まで多くのブリが入ってきましたが、今年は海水温の影響などでルートがかわり、能登でとれていると考えられるということです。
シーズンが始まったばかりのブリ漁。専門家によると、今とれない場所でも急にブリがとれる可能性もあるということです。