「南京事件」から88年…中国外務省「その罪の証拠は揺るぎない」中国市民からは冷静な声も
日中関係の緊張が続く中、旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」から13日で88年です。反日感情が高まるとされる日を前に12日、中国外務省も言及しました。
■「追悼式」会場周辺は厳重な警備態勢

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中国・南京市。
渡辺容代記者(12日)
「南京事件の記念館です。あすの追悼行事の会場です。とても静かですね。警備が強化されているのが分かります」
厳重な警備態勢がしかれるワケは、13日に88年を迎える「南京事件」です。
旧日本軍が多くの中国人の命を奪ったとされる「南京事件」。日本政府も非戦闘員の殺害や略奪行為などがあったことは否定できないとしています。
台湾有事をめぐる高市首相の発言をきっかけに、日中関係の溝が深まる中、13日に控えた追悼式会場の周辺には警察官の姿もありました。
■中国外務省「その罪の証拠は揺るぎない」

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例年、“反日感情が高まる”とされている「南京事件の日」を前に、中国政府は。
中国外務省 報道官
「南京大虐殺は日本の軍国主義が犯した残虐行為であり、その罪の証拠は揺るぎないものだ。日本側に対し、歴史を深く反省し教訓を得て、軍国主義と完全に決別し、実際の行動をもって残存の軍国主義を取り除くよう強く促す」
日本に対し、「軍国主義と完全に決別するよう求める」と強調しました。
■中国、愛国心高めるべく南京観光など推奨

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戦後80年を迎えた今年。中国は「戦勝国」としての立場を強調し、日中戦争で激しい戦闘の舞台となった南京観光などを推奨。愛国心を高めようとしています。
南京を訪れた観光客
「(南京事件を)私は忘れません。日中関係はこのままでしょう。良くも悪くもなりません」
南京を訪れた観光客
「日本はあまり好きじゃありません。南京事件とかのせいです」
■日本大使館 現地の日本人に注意呼びかけ

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そんな中、日本大使館は「最近の日中関係をめぐる報道等を踏まえ、特に注意する必要がある」として、日本人同士で騒がない、日本人と推測される服装は避ける、などの注意を呼びかけています。
南京市に住む日本人は…。
南京在住 日本人
「もちろん派手な行動をするつもりはない。会社からは大声で政治的な話をしないようにとか、なるべく団体行動をするように言われている」
日常に変化はないものの、会社から注意喚起があったといいます。
■「世代かわれば」中国市民から冷静な声も

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緊張が高まる中、中国の市民からは冷静な声も。
南京を訪れた観光客
「日本の軍国主義の復活は警戒しますが、ビジネスの交流に関してはなんの問題もないです」
南京を訪れた観光客
「世代がかわれば憎しみも減っていきます。普通に旅行や留学、仕事ができる関係が一番いいです」
◇
日中の緊張はどこまで高まるのか。関係改善の糸口は見えていません。
(12月12日放送『news zero』より)