トランプ政権 移民政策 方針転換 強硬な取り締まりで国民不満…支持基盤も猛反発
アメリカのトランプ大統領が進める強硬な移民取り締まりに不満が高まっています。トランプ政権は取り締まり縮小を指示するなど方針転換に追い込まれています。
■上半身裸のまま連行

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20日、ミネソタ州で撮影された写真。幼稚園から帰宅した直後、ICE=移民税関捜査局に拘束された5歳の男の子です。アメリカへの亡命を申請中だったという父親と共に、南部の移民収容施設に送られたといいます。
トランプ政権が進める不法移民の大規模摘発。その影響は、アメリカ国民にも及んでいます。寒波が襲来する中、手錠をかけられ上半身裸のまま連行されたタオさん。ラオス出身ですがアメリカ国籍を取得しています。
ICEに連行されたタオさん
「娘が私の身分証を持ってきたのに、彼らは見ようせず、連行した」
その後、説明も謝罪もないまま解放されました。
■支持基盤「全米ライフル協会」も反発

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トランプ政権下でICEに拘束された人のうち少なくとも170人がアメリカの市民権を持っていたとのデータもある中、7日にはICEの発砲で、アメリカ人女性が死亡。
24日には、アメリカ人男性が、連邦捜査官らともみ合いになり、銃を所持していたとの理由で射殺されました。
男性について、地元警察は、「許可証を持つ合法的な銃所有者だった」と述べていますが、トランプ大統領は、事件直後、男性が所持していた銃の写真をSNSに投稿。さらに――
トランプ大統領
「彼は銃を携行するべきではなかった。不幸な出来事だが、銃所持は気に入らない」
これには、トランプ氏の主な支持基盤である「NRA=全米ライフル協会」も反発。SNSで、「法を順守する全ての市民は武器を保有し、携帯する権利がある」と反論しました。
■ICE『立ち入り拒否』のレストランも

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ミネソタ州で続く異常事態。市民には不安が広がっています。
地元住民
「ICEが近所の人を連行していくのを目撃した。子供たちの学校も休校になった。本当に恐ろしい」
市内のレストランではこんな対策も――
櫻茜理・NNNミネアポリス
「このレストランは『ICEの立ち入り拒否』を表明していて、客の出入りにも警戒を強め、毎度施錠を行っている」
ICE職員の立ち入りを禁止し、見張りを付けていました。
レストランオーナー
「捜査令状がなければドアは開けない。私たちは働いているだけで犯罪者じゃない」
最新の世論調査で、トランプ政権の移民政策の支持率は、39パーセントに低下。ICEの取り締まりについては、およそ58パーセントが「行き過ぎだ」と回答しました。
■抗議デモ、各地に広がる

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トランプ政権やICEに対する抗議デモはアメリカ各地に広がっています。
デモ参加者
「(大統領就任)たった1年でここまで事態が悪化してうんざりする。あと3年も耐えられるとは思えない」
移民取り締まりでアメリカ国民2人が犠牲になる異常事態。
トランプ政権は29日、ミネソタ州での取り締まり縮小を指示、強硬姿勢を一転させました。
アメリカ各地で強まる反発を抑えることはできるのでしょうか。